ボリビアのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ ケーナの調べと、薄い空気と、塩の白
- 1 薄い空気の街
- 2 白い塩の平原
- 3 市場の色
- 4 三つの像
- 5 二枚の鏡
- 6 足もとの地層
- 7 パチャママという言葉
- 8 五人の道連れ
第一章 「ウユニ塩湖の国」だけでは、何も見えない
- 1 一つ目の裏返し──「絶景の国」の、絶景の前に立っている人たち
- 2 二つ目の裏返し──「貧しい国」という言葉が、隠してしまうもの
- 3 三つ目の裏返し──「知らない内陸国」が、あなたの手のなかとつながっている
- 4 もう一人の案内役と、「ボリビアはこうだ」の落とし穴
- 5 三つの裏返しが、一つに重なるとき
第二章 ボリビアの人々の一日を歩く
- 1 息の足りない朝
- 2 塩湖の夜明け
- 3 市場のジャガイモ
- 4 空を渡る通勤
- 5 コカ茶と手帳
- 6 旅人の昼
- 7 夕暮れと夜景
第三章 ジャガイモと、サルテーニャと、コカ茶
- 1 ジャガイモは、ここから世界へ行った
- 2 チューニョ──凍らせて、干して、時間を超える
- 3 サルテーニャ──こぼさずに食べられたら、一人前
- 4 昼の定食──山盛りの、力の皿
- 5 トウモロコシ──もう一つの、大地の恵み
- 6 標高が、料理を変える
- 7 コカの葉──高地の暮らしを支える、緑
- 8 ワイラの、夕げ
- 9 分け合う、という心
第四章 山が、食べた人々
- 1 山が語り出す前の、古い記憶
- 2 一五四五年、山が「発見」された
- 3 ミタ──「順番」という名の、強いられた命
- 4 銀は、どこへ流れていったのか
- 5 いまも、山は掘られている
- 6 被害者ではなく、誇りをもって
- 7 山の街を、訪ねる人へ
第五章 海のない、海軍
- 1 海を見たことのない老人
- 2 海を持って生まれた国
- 3 硝石の砂漠と戦争
- 4 一九〇四年の条約
- 5 山のこちら側と、あちら側
- 6 海軍と海の日
- 7 港を持たないということ
- 8 交渉と、国際司法の場
第六章 白い、宝の湖
- 1 塩の下に、眠るもの
- 2 「今度こそ」という言葉の重さ
- 3 自分たちの手で、という選択
- 4 進む時計と、進まない時計
- 5 二つの白、二つの未来
- 6 鏡の下の、もうひとつの心配
- 7 日本という、消費の側から
- 8 「呪い」ではなく、と願う人たち
- 9 旅の途中で
第七章 五百年目の、誇り
- 1 「発見」ではなく、始まりだった
- 2 一つの声が、山を動かすまで
- 3 水と、ガスの、たたかい
- 4 コカの葉の組合から
- 5 「多民族国」という、新しい名前
- 6 誇りの、もう一つの側面
- 7 二〇一九年の、割れた国
- 8 奪われてきた者が、主役になるということ
- 9 日本の、私たちに引きよせて
- 10 反対側から見ると
- 11 旅する人へ──立ち入りかたの作法
- 12 星との境目で
第八章 空に近い国と、緑の低地
- 1 一枚の地形図
- 2 ティティカカ湖
- 3 ニナの親戚
- 4 緑の低地へ
- 5 高地と低地のあいだ
- 6 体に刻まれた高さ
- 7 塩湖という故郷
- 8 旅する人へ
第九章 山高帽と、幾重ものスカート
- 1 山高帽とポジェラの来歴
- 2 見下された装い
- 3 ランウェイとリング
- 4 二人で吹く笛
- 5 布に書く
- 6 言葉
- 7 パチャママと聖母
- 8 一つの像に押しこめない
第十章 大地の母に、捧げる
- 1 最初のひとくち
- 2 カトリックとの重なり
- 3 地の底の主
- 4 アイユとアイニ
- 5 持ち寄りの食卓
- 6 名づけ親の縁
- 7 都市の「お互いさま」と憲法の理念
- 8 日本の記憶と重ねて
第十一章 誇りと、都市と、未来と
- 1 画面のなかの鉱山
- 2 恥じなくていいと教えられて
- 3 学びと仕事
- 4 台地の街と起業
- 5 祖父の葉と、海外の友
- 6 国を変えたい
- 7 いくつもの若者
- 8 若者に出会うには
第十二章 オルロのカーニバルと、チョリータのプロレス
- 1 踊りと笛
- 2 水かけの無礼講
- 3 リングの上のチョリータ
- 4 見ることの難しさ
- 5 サッカーと高地
- 6 踊りは記憶
- 7 一年をめぐる祭り
第十三章 ラパスの、外へ
- 1 市場という、小さな地図
- 2 白い街、スクレ──もう一つの首都
- 3 銀の山、ポトシ──記憶の重り
- 4 塩の湖、ウユニ──ニナの故郷
- 5 伝説の湖、ティティカカ──太陽が生まれた場所
- 6 温かな谷、コチャバンバ──真ん中の街
- 7 アンデスを、一気に下りる
- 8 熱帯の大都市、サンタクルス──もう一つの中心
- 9 緑の奥、アマゾン──先住民と、生きものの国
- 10 一つの国の、いくつもの世界
第十四章 リチウムと、移民と、縁
- 1 白い宝の、重たい約束
- 2 「今度こそ、掘られる側で終わらない」
- 3 密林を拓いた、日本人たち
- 4 二つの言葉を持つ人たち
- 5 掘る縁と、耕す縁
- 6 ニナと、マテオの、まなざし
- 7 日本という鏡
- 8 静かな学び合い
- 9 旅する人へ──縁のあとをたどる
第十五章 パチャママは、覚えている
- 1 奪われたものの、目録
- 2 支えの一・大地は、持って帰れない
- 3 支えの二・ひとりでは、生きられない高さで
- 4 緑の一葉が、つないできたもの
- 5 支えの三・「私たちは、まだここにいる」
- 6 記憶は、どうやって渡されるのか
- 7 奪われた者が、いま、未来を握っている
- 8 「先住民」は、一つではない
- 9 フリオと、若者たちの、あいだで
- 10 覚えている、ということ
終章 空に、いちばん近い誇り
- 1 大地に葉を置く
- 2 空に近い誇り
- 3 通り抜けてきたあとの音
- 4 鏡の上の朝
- 5 ニナからの便り
- 6 ワイラとフリオ
- 7 本当の資源
- 8 鏡を手にして
実践編A はじめてのボリビア旅行
- 1 まず、高山病のこと──この国の旅は、ここから始まる
- 2 規模別の三つのモデル──短い旅・中くらいの旅・長い旅
- 3 旅の実務──気候、ビザ、移動、通信、健康
- 4 治安と交通の安全──外務省の情報から
- 5 最後に──人々の、温かさのこと
実践編B 暮らす・駐在・関わる
- 1 空の薄さと暮らす──高地順応という、毎日の下地
- 2 住むところを、どう探すか
- 3 ビザと在留──「最新確認」を暮らしの基本動作に
- 4 家族で暮らすということ
- 5 医療と、お金と、つながる手段
- 6 鉱業、リチウム、開発協力──この国で働くということ
- 7 人と、どう付き合うか──隣人としての作法
- 8 藤田さんの、ある一日
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 お金のこと
- 2 あいさつと、言葉のこと
- 3 コカの葉と、コカ茶のこと
- 4 パチャママと、信仰への敬意
- 5 チョリータと、先住民の文化への敬意
- 6 高山病の心得
- 7 食べ物と、水と、体のこと
- 8 緊急時と、安全のこと
- 9 デリケートな話題との、向き合い方
参照資料
奥付