キルギスのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ 天山の雪嶺と、高原のユルタと、鷹の影
- 1 まなざしの中のキルギス
- 2 天山と、熱い湖
- 3 遊牧の心とクムズ
- 4 広場に出る人々
- 5 南北の違いと、出稼ぎ
- 6 草原からの道のり
- 7 道案内をする五人
- 8 旅の始まりに
第一章 「中央アジアのどこか」だけでは、何も見えない
- 1 一枚目 ──「中央アジアのどこか」ではなく、天山と遊牧の山国
- 2 二枚目 ──「旧ソ連の一つ」ではなく、何度も政権が倒れた国
- 3 三枚目 ──「"スタン"のつく国」ではなく、顔の似た隣人
- 4 三枚めくった、その後で
第二章 キルギスの人々の一日を歩く
- 1 高原の朝 ──ヌルランのユルタ
- 2 街の朝 ──アイペリのビシュケク
- 3 二つの朝を、外から見る ──石井さんの目
- 4 昼 ──働くこと、稼ぐこと
- 5 夕 ──食卓を囲む
- 6 夜 ──それぞれの眠り
- 7 一つの国の、いくつもの一日
第三章 ベシュバルマクと、遊牧の恵み
- 1 なぜ、肉なのか
- 2 クムズと、もてなしの心
- 3 ばあちゃんが覚えている乏しさ
- 4 羊の頭を分ける作法
- 5 皿の上の恵み
- 6 ひとつではない、キルギスの食
- 7 招かれたなら
- 8 豊かさとは何か
第四章 シルクロードの、遊牧民
- 1 移動する民の物語
- 2 英雄マナスの物語
- 3 マナスチという人たち
- 4 コムズとアクンの声
- 5 声を体で覚える
- 6 曲がり角に立つ伝統
- 7 日本の声の文化と響き合う
第五章 ソ連の、七十年
- 1 遊牧の自由が失われるまで
- 2 ソ連という、新しい線引き
- 3 集団化と、飢えの時代
- 4 学校と病院がもたらしたもの
- 5 消された人々
- 6 戦争と、二つの言葉のあいだで
- 7 遠い島国から見て
- 8 独立という、自由の代償
第六章 ジャイローの、ユルタ
- 1 ジャイローへ、上がる季節
- 2 ユルタを建て、馬とともに暮らす
- 3 乳の恵みと、保存の知恵
- 4 フェルトを打つ、女たちの手
- 5 鷲を、山へ還す
- 6 街へ出ていく若者、山に残る記憶
第七章 街と、天山の湖
- 1 ソ連が置いていった街
- 2 若者のカフェと、マルシュルートカ
- 3 「中央アジアの真珠」へ
- 4 北の岸、南の岸
- 5 街に生きるということ
- 6 旅する人へ
第八章 三度の、革命
- 1 独立という、始まりの貧しさ
- 2 チューリップ革命
- 3 広場に流れた血
- 4 議会を強くした選択
- 5 山の上から見る政治
- 6 三度目の政変、スマホの中の革命
- 7 日本という、もう一つの道
- 8 革命は、ロマンではない
第九章 ロシアへ、出稼ぎに
- 1 数字が語るもの
- 2 なぜ、行くのか
- 3 行くのは、男だけではない
- 4 モスクワの、冬
- 5 残された者たちの、暮らし
- 6 親のいない食卓
- 7 日本の、鏡
- 8 南の、傷
- 9 帰ってくる者、帰らない者
- 10 荷物のなかの、願い
第十章 ユルタと、家庭を守る人々
- 1 白いフェルトの、赤い模様
- 2 ユルタの、右と左
- 3 待つ、という仕事
- 4 台所の外へ
- 5 祝いの日
- 6 触れておかなければならないこと
- 7 客として、招かれるなら
- 8 火を絶やさない人
第十一章 高原と、スマホと、世界
- 1 電波の一本立つ、斜面で
- 2 若さという力、出稼ぎという重さ
- 3 そのままで、価値にする
- 4 三つの言葉のあいだで
- 5 小さな箱に、入るもの
- 6 日本の若者と、重なる影
- 7 自分の手を、頼りにする
- 8 また、電波の一本立つ斜面へ
第十二章 ノウルーズと、馬上の競技
- 1 雪解けの匂いと、白い食卓
- 2 村へ帰る、道すがら
- 3 祝いの下にある、幾つもの層
- 4 馬と人が、ひとつになる
- 5 原っぱの、いくつもの遊び
- 6 借りているだけ、という思想
- 7 声の中の記憶と、日本の正月
- 8 同じ祭りも、ひとつではない
第十三章 ビシュケクの、外へ
- 1 バスターミナルの朝
- 2 イシク・クル、温かい湖
- 3 峠を越えて
- 4 南の古都、オシュ
- 5 二〇一〇年、南部の衝突
- 6 国境と、飛び地
- 7 タラスの谷、そして天山の奥へ
- 8 もう一つのキルギスへ
第十四章 似た顔と、遊牧の縁
- 1 似た顔の食堂で
- 2 兄弟という言い伝え
- 3 相撲に似た格闘技
- 4 遊牧の記憶、農耕の記憶
- 5 戦後の、人と人との行き来
- 6 天山への登山、鷹狩りの縁
- 7 似ていない顔もあること
- 8 移動と定住、二つの時間感覚
第十五章 山の民の、これから
- 1 高原を、下りる季節
- 2 変わったもの、変わらないもの
- 3 揺れる政治のかたち
- 4 二〇一〇年の傷
- 5 若者たちの、これから
- 6 出稼ぎという現実
- 7 ヌルランの、しぶとい楽天
- 8 日本への、三つの問い
終章 高原に、風が渡る
- 1 山の、夕暮れ
- 2 もう一度、あの湖を
- 3 遠くまで歩いてきた
- 4 五人の、それから
- 5 日本に暮らす私たちへ
- 6 夜が、更けていく
実践編A はじめてのキルギス旅行
- 1 どこへ、何を目当てに行くのか
- 2 短い旅――街と湖に、山の気配を
- 3 中くらいの旅――高原のユルタに、泊まる
- 4 食べること――ベシュバルマクと、大地の恵み
- 5 もうひとつの選択――村に、泊まる
- 6 長い旅――天山を歩き、南部の古都へ
- 7 ひとつの国に、幾つもの顔
- 8 気候と、季節のこと
- 9 ビザと、入国のこと
- 10 移動のこと
- 11 体を、いたわりながら
- 12 もてなしの、受け取り方
実践編B 暮らす・関わる
- 1 滞在の入口──ビザと在留のこと
- 2 住まいを借りる──ビシュケクの部屋、地方の家
- 3 日々の暮らし──買い物、お金、通信
- 4 季節とともに動く暮らし
- 5 高地の体と、健康のこと
- 6 言葉と、人との距離
- 7 隣近所と、子どもたちと
- 8 もてなしと、どう向き合うか
- 9 遊牧の文化に、どう関わるか
- 10 開発協力という関わり方
- 11 穏健なイスラムのなかで暮らす
- 12 出稼ぎ社会の現実を、どう受け止めるか
- 13 女性たちと、家族と
- 14 暮らして、関わって、残るもの
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 お金と、言葉のこと
- 2 もてなしと、食卓の作法
- 3 体と、安全のこと
- 4 写真と、デリケートな話題
- 5 覚えておきたい言葉と、旅のこまごま
- 6 顔立ちが似ているという話題
- 7 最後の心構え
参照資料
奥付