オランダのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
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この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ 海より低い街を、自転車で
- 1 三枚の絵はがき
- 2 二枚の鏡
- 3 五人の道連れ
- 4 海より低い街へ、もう一度
第一章 「風車とチューリップ」だけでは、何も見えない
- 1 一枚目の絵はがき──「風車とチューリップの牧歌」を裏返す
- 2 二枚目の絵はがき──「なんでもありの自由な国」を裏返す
- 3 三枚目の絵はがき──「水と戦う水の国」を裏返す
- 4 日本の鏡として
- 5 旅する人へ、ひとつだけ
第二章 オランダ人の一日を歩く
- 1 雨でも、自転車の朝
- 2 地方の朝は、もっと静かだ
- 3 郊外から、街へ
- 4 会議室の、直球
- 5 昼は、驚くほど、質素だ
- 6 きっちり、定時で帰る
- 7 夕暮れの、自転車
- 8 家族の時間、そして夜
- 9 同じ一日の、違う色
第三章 質素なサンドイッチと、旧植民地の味
- 1 火を使わない昼ごはん
- 2 乳製品の国
- 3 コーヒーの時間と、一枚のビスケット
- 4 街角の、生のニシン
- 5 揚げたての幸福――フリッツ
- 6 甘いものは、質素に、したたかに
- 7 もう一つの食卓――旧植民地の味
- 8 豊かさの向こうにあるもの
- 9 混ざり合う、今の食卓
- 10 旅する人へ――食卓で出会うオランダ
第四章 神は世界を作り、オランダ人はオランダを作った
- 1 海の底の国
- 2 風車は、飾りではなかった
- 3 あの夜のこと
- 4 「二度と」――デルタ計画
- 5 水は、話し合いから
- 6 日本の私たちの、鏡として
- 7 「オランダ流」の、例外と揺らぎ
- 8 旅で、水を見るなら
第五章 許すのではなく、見て見ぬふりをする
- 1 「許容」という、乾いた知恵
- 2 なぜ、そういう発想になったのか
- 3 「隠れ教会」と、心のなかにしまう自由
- 4 ソフトドラッグ——「分離」という発想
- 5 飾り窓——性の売買を、地下にもぐらせない
- 6 空き家を、勝手に使う——もう一つの「許容」
- 7 同性婚と安楽死——「許容」が「制度」になるとき
- 8 日本の「見て見ぬふり」と、どこが違うのか
- 9 揺らぐ寛容——「無条件ではない」ということ
- 10 旅する人へ——寛容の輪郭を、見てみる
第六章 思ったことを、はっきり言う
- 1 「それ、似合ってないわよ」
- 2 建前という概念が、うまく伝わらない
- 3 上司も、部下も、そんなに変わらない
- 4 質素であることを、誇る
- 5 お金の話を、正面からする
- 6 子どものころから、意見を言う
- 7 直言は、思いやりの一種でもある
- 8 「はっきり言う」にも、作法はある
- 9 日本の「見栄」と、オランダの「質素」
- 10 一つの国、いくつもの例外
- 11 旅で、暮らしで、出会うために
第七章 小さな国が、世界を商った
- 1 「黄金時代」という言葉が、揺れている
- 2 なぜ、この小さな国が海に出たのか
- 3 世界初とされる株式会社、東インド会社
- 4 その船は、日本にも来ていた
- 5 チューリップに狂った国
- 6 吉田さんが見た、現代の「商人の国」
- 7 ヨーロッパの玄関口、ロッテルダム港
- 8 小国なのに、農産物の輸出が世界有数
- 9 世界に散らばる、オランダ企業
- 10 日本と、鏡合わせに
- 11 「こうだ」と言った、そのそばから
- 12 旅の途中で、商人の国を感じるなら
第八章 豊かさの、裏側
- 1 香辛料の島から
- 2 「文化事業」という名の
- 3 独立の、戦争
- 4 大西洋の、もうひとつの罪
- 5 この国をつくった人々
- 6 国が、頭を下げる
- 7 日本の、鏡として
第九章 「寛容な国」の、揺らぎ
- 1 ファティマの、二つの顔
- 2 招いたのは、どちらだったか
- 3 寛容の、もう一つの顔
- 4 一人の政治家が、風景を変えた
- 5 ウィルダースという、長い影
- 6 二つの不安が、すれ違う
- 7 名前が、返事を止める
- 8 布一枚をめぐる、大きな争い
- 9 日本の鏡として
- 10 家のなかにも、線がある
- 11 揺らぎのなかで、それでも
第十章 みんなが、少しずつ働く国
- 1 アンネケおばさんの一週間
- 2 なぜ、こんな国になったのか
- 3 「少しずつ働く」暮らしの手ざわり
- 4 影の部分――「ガラスの天井」と「1.5」の落とし穴
- 5 男は、どこにいるのか――「パパの日」
- 6 日本の私たちと、どこが似て、どこが違うのか
- 7 夕暮れの食卓で
第十一章 自転車はあるのに、家がない
- 1 生まれたときから、二つの車輪の上に
- 2 自転車はあるのに、家がない
- 3 学びと、その先の道
- 4 もう一つの現実――移民背景の若者たち
- 5 画面の向こうと、地球の未来
- 6 それでも、前を向く
- 7 雨上がりの街で
第十二章 みんなで決めて、あとは放っておく
- 1 理想ではなく、実利で決める
- 2 とことん話す、そして直言する
- 3 「自由を管理する」という発想
- 4 みんなで決めて、あとは放っておく
- 5 日本の「和・同調・お上・空気」との違い
- 6 自由と自己責任は、表と裏
- 7 すべてのオランダ人が、そうではない
- 8 旅する人、暮らす人へ
第十三章 自転車と、運河と、オレンジの日
- 1 オレンジの日――国じゅうが、ひとつの色になる
- 2 五人の休日
- 3 美しく勝て――トータルフットボールの国
- 4 黄金時代の光――レンブラント、フェルメール、そしてゴッホ
- 5 質素と、祝祭のあいだで――日本の目から
- 6 ふたたび、オレンジの日の夕暮れ
第十四章 アムステルダムの外へ
- 1 爆撃されて、造り直した街──ロッテルダム
- 2 王も住むが、首都ではない街──ハーグ
- 3 地平線しかない、豊かな土地──干拓地の農業
- 4 鐘が鳴り、祭りが騒ぐ南部──ブラバントとリンブルフ
- 5 森と砂丘の東──ヴェルウェとゲルダーラント
- 6 自分の言葉を持つ北──フリースラント
- 7 大地が揺れる街──フローニンゲンとガスの代償
- 8 海の向こうの、小さな島々──北の島とカリブの島
- 9 アムステルダムに、戻る
第十五章 出島から、いまへ
- 1 扇形の島の、二百年
- 2 蘭学──オランダを通して、世界を知る
- 3 途切れて、つながって
- 4 水を、教え合う
- 5 小さな畑から、世界へ
- 6 合意の作り方を、映し合う
- 7 質素と実利、というもう一つの鏡
- 8 断罪でも、礼賛でもなく
- 9 扇形の島から、いまへ
終章 海より低い場所で、自由に
- 1 キングスデーの朝
- 2 裏返してきた絵、そのかたち
- 3 オランダという鏡
- 4 自由と自己責任
- 5 海面の、その先
- 6 五人の、その後
- 7 オレンジの余韻
実践編A はじめてのオランダ旅行
- 1 まず、地図の感覚をつかむ
- 2 短い旅――アムステルダムと、その周辺だけ
- 3 中くらいの旅――日帰りで、別の顔を見にいく
- 4 長い旅――地方へ、もうひとつのオランダへ
- 5 天気――雨と、風と、光
- 6 移動――鉄道と、自転車と
- 7 お金――物価と、予算の手ざわり
- 8 治安――スリ・置き引きの実態と注意
- 9 最後に――詰め込まない、という贅沢
実践編B 暮らす・駐在・留学
- 1 在留の入り口――なぜ来たかで、扉が違う
- 2 家がない――この国のいちばん重い現実
- 3 医療――かかりつけ医という「門番」
- 4 税と、家計――手取りで暮らしを組む
- 5 子どもと、学校
- 6 自転車を軸にした一日
- 7 アポイントの国――手帳に載らない予定は、ない
- 8 通信と、行政のデジタル
- 9 住むオランダは、手ごわく、そして正直だ
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 お金の使い方
- 2 自転車と歩き方
- 3 人づきあいの作法
- 4 お礼の作法
- 5 言葉の壁
- 6 際どい話題との向き合い方
- 7 緊急時の備え
参照資料
奥付