アメリカ西部内陸のリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
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物語の案内役
本書の構成
プロローグ 五つの乾いた朝
- 1 一つめの朝——ヘクター、川の向こうを見ながら
- 2 二つめの朝——ダスティ、ポンプと牛を見回る
- 3 三つめの朝——ナイゼ、水を汲む
- 4 四つめの朝——サラ、大家族の食卓
- 5 五つめの朝——中村、西へ走る
- 6 五つの朝が、一つの空の下で
第一章 テキサスは、カウボーイの国か
- 1 石油の街の、二百近い言葉
- 2 帽子をかぶった男は、ソフトウェア技師だった
- 3 「不毛の砂漠」の、水の奪い合い
- 4 蛇口をひねっても、水が出ない家
- 5 川は、線ではない
- 6 永遠を信じる家族
- 7 ロデオの夜に
- 8 間違いではないが、面白いのは裏側
第二章 一日を歩く ― 五人の二十四時間
- 1 午前四時半 ― 川と、ポンプと、井戸
- 2 午前六時 ― 大家族の朝と、猛暑の予感
- 3 午前七時半 ― 教室、油井、そして舗装の切れる道
- 4 午前九時 ― 距離という現実
- 5 正午 ― 五つの昼食
- 6 午後二時 ― 熱の底
- 7 午後四時 ― それぞれの帰路と、それぞれの仕事
- 8 午後七時 ― 家族の夜
- 9 午後九時 ― 遠い土地からの、独り言
- 10 夜半 ― 五つの眠り
第三章 食べることは、国境をまたぐ
- 1 「メキシコ料理」ではないもの
- 2 煙の宗教——テキサスのバーベキュー
- 3 砂漠の恵み——ナバホタコスと、預かりものの土地
- 4 国境の南から——アリゾナのソノラ料理
- 5 緑の火——ニューメキシコのグリーンチリ
- 6 肉の国と、光の街の食卓
- 7 静かな食卓——モルモンの家庭料理
- 8 車の窓から見た食卓
- 9 食が語るもの——日本の食卓を鏡にして
第四章 国境という日常 ― 越える人、住む人、守る人
- 1 一つの街が、二つの国にまたがっている
- 2 教室に座っているのは、越えてきた子どもたち
- 3 なぜ、ここが国境になったのか
- 4 守る側にも、暮らしがある
- 5 雇う側の、口に出しにくい本音
- 6 迎える側の、もう一つの記憶
- 7 居留地から見た、もう一つの「境界」
- 8 日本の鏡として
- 9 橋の上で
第五章 信仰の地図 ― モルモンとカトリックと精霊
- 1 家族は永遠だと信じてるの ── サラのモルモン
- 2 グアダルーペの聖母 ── ヘクターのカトリック
- 3 自分の面倒は自分で見る ── ダスティの福音派
- 4 土地は預かりもの ── ナイゼの精神世界
- 5 「無宗教」の国から来た男
- 6 揺れる地図 ── 信じない人々と、内側の多様
- 7 尖塔と、東を向く戸口
第六章 水をめぐる争い ― 砂漠に都市を建てる
- 1 蛇口の向こうにある川
- 2 分けられた水、足りない水
- 3 「削る」交渉
- 4 農業という大きな喉
- 5 地面の下の貯金
- 6 白い輪と、水道の来ない家
- 7 ラスベガス ― 使い切った街の知恵
- 8 サラの家 ― 信仰と、蓄えの習慣
- 9 海の水を、飲めるようにできないか
- 10 国境の川、越える水
- 11 日本の蛇口の前で
第七章 働くということ ― 油田と国境と観光
- 1 地面の下から出てくる仕事
- 2 川を越えて働きに来る人々
- 3 砂漠に街を建てる仕事
- 4 二十四時間、眠らない仕事
- 5 二つの仕事を掛け持つということ
- 6 働くことと、信じること
- 7 テック都市という新しい顔
- 8 日本の「働く」と、この土地の「働く」
第八章 経済 ― エネルギーと、成長の限界
- 1 地面から出てくる富
- 2 契約書の向こう側 ― 対日輸出という糸
- 3 ブームの裏で ― 掘ることの代償
- 4 風と光 ― もう一つのエネルギー
- 5 カリフォルニアから来た人々 ― テック移転
- 6 半導体と、国の戦略
- 7 居留地の経済 ― 主権と、雇用のはざまで
- 8 サンベルトの膨張
- 9 影 ― 水という限界
- 10 ラスベガス ― 何もない場所につくられた経済
- 11 車窓から見た経済
- 12 日本の鏡 ― 資源とは何か
第九章 自由の政治 ― 銃と国境と小さな政府
- 1 小さな政府という背骨
- 2 誰の土地か ― 連邦とせめぎ合う西部
- 3 主権という、もう一つの自由
- 4 銃 ― 権利と、恐れと
- 5 国境という、最も熱い政治
- 6 「自分たちの州で決める」ということ
- 7 赤い州が、揺れている
- 8 分極化という、構造の問題
- 9 日本の鏡として
第十章 若者たち ― 二つの言語、二つの未来
- 1 二つの言語を生きる子どもたち
- 2 見えない線の内側で
- 3 居留地の若者 ― 残るか、出るか
- 4 信仰のなかで育つ若者 ― モルモンの二年間
- 5 テック都市の若者たち
- 6 SNSがつなぎ、揺さぶるもの
- 7 大学か、手に職か
- 8 二つの未来のあいだで
第十一章 暮らしの手触り ― 猛暑・ピックアップ・広い空
- 1 エアコンという命綱
- 2 ピックアップと、一時間先の隣町
- 3 広い家と、安い土地
- 4 ガンショップと、暮らしの中の銃
- 5 乾きと、火
- 6 水のある暮らし、水のない暮らし
- 7 眠らない街と、家族の夜
- 8 広い空の下で
第十二章 フロンティアの流儀 ― 自由と、助け合い
- 1 「自分の面倒は自分で見る」の内側
- 2 銃と、親切の同居
- 3 でかいことは、良いことだ
- 4 握手と、信用
- 5 煙が上がったとき
- 6 助け合いの、いくつものかたち
- 7 「預かりもの」の流儀
- 8 「和」と「自己責任」のあいだで
第十三章 楽しみ ― ロデオとカジノと星空
- 1 ロデオと州フェア ── 土と埃の中の技
- 2 金曜の夜の光 ── 高校フットボール
- 3 ネオンの砂漠 ── ラスベガスとギャンブル
- 4 峡谷と山道 ── 国立公園という財産
- 5 星が落ちてくる ── 砂漠の夜空
- 6 音楽が土地を語る ── テハーノとカントリー
- 7 家族という娯楽 ── モルモンのレジャーとナバホの祭
- 8 日本の目に映る「楽しみ」
第十四章 もう一つの西部 ― ナバホ・ネイション
- 1 土地は、国の中の国
- 2 蛇口のない暮らし、という事実
- 3 ロングウォークという傷
- 4 掘られた土地、汚された水
- 5 交易所と、現金という橋
- 6 遠い病院、足りない医者
- 7 ディネ語という、消えかけた火
- 8 織物という、祈りの手仕事
- 9 残る若者、出ていく若者
- 10 疫病の冬と、そのあと
- 11 隣り合う、もう一つの「もう一つの西部」
- 12 撮られる土地、撮る土地
- 13 中村が、見方を裏返される
第十五章 日本と西部内陸 ― エネルギーと宇宙と自動車
- 1 白いタンクの向こうに、日本の台所がある
- 2 ヒューストン、宇宙と石油の街
- 3 トヨタが北を向いた ― 自動車と、テキサスの引力
- 4 スーパーの棚の、日本
- 5 静かな記憶 ― 西部の、あの場所
- 6 中村の、三年の総括
終章 大家族の食卓
- 1 リオグランデをまたぐ食卓
- 2 牧場の長いテーブル
- 3 一族が集まる、別の感謝
- 4 永遠の家族という食卓
- 5 五つの食卓が、教えたこと
- 6 一つの国であり続けるための、食卓
- 7 日本の食卓へ
実践A はじめての西部内陸旅行
- 1 西部内陸を、四つの顔で捉える
- 2 モデルコース ―― 日数別に三案
- 3 もう一つの選択肢 ―― ユタの国立公園群と「西部の絶景」
- 4 テキサスの都市を、どう歩くか
- 5 サンタフェとニューメキシコ ―― 土色の別世界
- 6 持ち物 ―― 砂漠の旅の装備リスト
- 7 通信と言葉 ―― つながる準備、通じる工夫
- 8 季節 ―― いつ行くか、が旅の質を半分決める
- 9 入国とESTA ―― 出発の何週間も前に
- 10 レンタカーと長距離運転 ―― 西部内陸は「車の土地」
- 11 国境地帯の検問 ―― 落ち着いて、正直に
- 12 ラスベガスの遊び方 ―― 自由の街の、自己責任
- 13 チップとお金 ―― 「サービスへの支払い」という文化
- 14 予算感 ―― 概数で、上下に幅を持って
- 15 予約のタイミングと、旅の組み立て順
- 16 よくあるつまずき ―― 先に知っておけば避けられる
- 17 健康と安全 ―― 最後に、いちばん大事なこと
実践B 西部内陸に暮らす
- 1 在留形態 ― どの資格で「いる」のか
- 2 家を探す ― 安い土地、郊外、そして「学区」
- 3 医療保険 ― この土地で最も恐ろしい「無保険」
- 4 車の国で生きる ― 砂漠と長距離のドライブ生活
- 5 銃のある社会で、どう暮らすか
- 6 銀行、SSN、そして「信用」という見えない履歴書
- 7 猛暑・乾燥・山火事 ― 気候という隣人
- 8 水 ― 蛇口の向こうにある「奪い合い」
- 9 つながりを持つ ― 教会、日本人会、そして隣人
実践C 実用Q&A ― お金・言葉・マナー・安全
- 1 お金 ― 現金、カード、チップ
- 2 言葉 ― 英語、スペイン語、ディネ語
- 3 マナー ― 距離感、話題のタブー、振る舞い
- 4 安全・法律・健康 ― この章の核心
- 5 ミニ会話帳 ― いざというときの一言
参照資料
奥付