チリのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
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この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ アンデスと海の、あいだで
- 1 山と海のあいだの朝
- 2 砂漠から氷河まで
- 3 揺れる朝
- 4 三つの像
- 5 安定という鏡
- 6 傷という鏡
- 7 詩のある国
- 8 五人の道連れ
第一章 「南米の優等生」だけでは、何も見えない
- 1 一つめのクリシェ──「細長い国と、イースター島」
- 2 二つめのクリシェ──「ワインと銅の、資源国」
- 3 三つめのクリシェ──「南米の、優等生」
- 4 三つの裏返しが、指し示すもの
第二章 チリ人の一日を歩く
- 1 朝──アンデスが桃色になるころ
- 2 通勤──同じ街の、違う流れ
- 3 仕事──秩序と、その裏側
- 4 夕方──それぞれの帰り道
第三章 海と、パンと、ワインと
- 1 世界でいちばん、パンを食べる国のひとつ
- 2 南北に長い海岸線が、食卓に運んでくるもの
- 3 「セビーチェ」ではなく、チリの海の味
- 4 鍋のなかの、ふだんの味
- 5 エンパナーダ――半月のかたちの、国民食
- 6 アサード――炭火を囲む、休みの日
- 7 中央の谷が育てる、チリワイン
- 8 四千三百キロの、味の違い
- 9 甘いものと、飲みもの
- 10 二つの食卓――豊かさと、そうでなさ
第四章 四千三百キロの、国
- 1 雨の降らない土地
- 2 ブドウの谷と、街
- 3 緑の南、そして氷河へ
- 4 太平洋の、はるかな島
- 5 揺れる、大地
- 6 細長さと、揺れと、日本
第五章 あの、九月十一日
- 1 選挙で生まれた政権と、割れた社会
- 2 一九七三年九月十一日の朝
- 3 独裁の十七年
- 4 記憶と人権の博物館
- 5 分断と、加害と
- 6 一九八八年の国民投票と民主化
- 7 訪ねる人へ
第六章 世界が、真似た実験室
- 1 シカゴから来た、若い経済学者たち
- 2 何を、売ったのか
- 3 「奇跡」と呼ばれ、「実験室」と呼ばれた
- 4 そして、影が伸びる
- 5 どちらか一方を、単純な悪にしないために
- 6 太平洋の、こちら側で
第七章 「三十ペソではない、三十年だ」
- 1 三十年の中身
- 2 広場を埋めた人々
- 3 夜の街と、傷ついた人々
- 4 黙るな、という言葉
- 5 壁の言葉
- 6 鍋の音と、日本
- 7 憲法を書き直す試み
- 8 否決の夜
第八章 揺れる大地の、地下の富
- 1 世界の四分の一を、この国が
- 2 硝石から、銅へ
- 3 掘るということの、重さ
- 4 地の底に、閉じ込められた人々
- 5 大地が、立ち上がる
- 6 なぜ、倒れないのか
- 7 揺れとともに、生きるということ
- 8 世界屈指の、澄んだ空
- 9 氷河と、海と
- 10 資源を、輸入する国から見て
第九章 征服されなかった、人々
- 1 アラウコの、長い戦い
- 2 独立したチリが、南へ来た
- 3 大地と、切り離せないもの
- 4 差別という、日々のこと
- 5 土地をめぐる、いまの対立
- 6 アイリンの、選んだ道
- 7 若い世代の、新しい誇り
- 8 憲法という、大きな問い
- 9 日本の私たちが、鏡として
- 10 旅する人へ、そして、この章を閉じるにあたって
第十章 南米の、まじめな国
- 1 「南米のイギリス」という、半分の冗談
- 2 松井さんが出会った、几帳面な同僚たち
- 3 なぜ、この国は「まじめ」になったのか
- 4 秩序を、重んじる国
- 5 パトリシアおばさんの、堅実
- 6 「情熱の国」の、もうひとつの顔
- 7 近くて、けれど、少し違う
- 8 旅する者が、出会う静けさ
- 9 静かな人々の、たくましさ
第十一章 声を、上げた世代
- 1 改札を跳び越えた高校生
- 2 教育と借金
- 3 南部から見た騒乱
- 4 SNSとフェミニズム
- 5 水と環境
- 6 新しい憲法への希望
- 7 二度の否決
- 8 上の世代のまなざし
第十二章 二人の詩人と、忘れない力
- 1 詩人が、国民の英雄になる国
- 2 もうひとりの、静かな詩人
- 3 なぜ、小さな国が、詩を愛するのか
- 4 忘れないための、建物
- 5 女たちの、布と、踊り
- 6 若い世代は、記憶をどう受け取るか
- 7 日本の私たちと、言葉と、記憶
- 8 旅の途中で、詩と記憶に出会う
第十三章 サッカーと、ワインと、独立記念日
- 1 熱狂は、静かに始まる──サッカー
- 2 週末は、煙の匂いから──アサード
- 3 世界に誇る、谷の恵み──ワイン
- 4 独立を祝う、九月──フィエスタ・パトリアス
- 5 街の、ささやかな楽しみ
- 6 朝はスキー、午後は海──すぐそこにある、山と海
- 7 言葉という、楽しみ──詩と自然
第十四章 サンティアゴの外へ
- 1 北――雨を知らない大地
- 2 港――坂と、詩と、色
- 3 中央――ワインの谷
- 4 南――氷河と、ドイツの記憶
- 5 海の彼方――島の、もう一つの民
- 6 一つの名前の、いくつもの顔
第十五章 地震国どうしの、絆
- 1 同じ、板の上で
- 2 海を渡った、波の記憶
- 3 分かち合う、備え
- 4 食卓の上の、チリ
- 5 地下の富も、また
- 6 安定と、格差と──鏡のように
- 7 若い世代の、まなざし
- 8 詩と、静けさと
- 9 記憶と、どう生きるか
- 10 細長い、地震国として
終章 安定の、その裏で
- 1 三つの像を裏返して
- 2 実験室の光と影
- 3 消されない国
- 4 尊厳の壁
- 5 台所から見た騒乱
- 6 隠さない世代
- 7 春を止めることはできない
- 8 安定の裏で
実践編A はじめてのチリ旅行
- 1 まず、季節の話を──南半球だから、日本とあべこべ
- 2 短い旅──サンティアゴと、その周り
- 3 中くらいの旅──北の砂漠か、海の坂の街か
- 4 長い旅──南のパタゴニアへ、あるいは、はるかな島へ
- 5 移動のこと──細長いから、飛行機と割り切る
- 6 揺れる大地の上で──地震への、心構え
- 7 治安と、格差のこと
- 8 予算の、おおよその感覚
- 9 持ち物の、ひとくふう
- 10 五人の、旅への言葉
実践編B 暮らす・駐在・ロングステイ
- 1 在留の入り口──ビザと、滞在のかたち
- 2 住まいを探す──どこに住むか、が暮らしの半分を決める
- 3 地震への備え──ここでは、日本の知恵が生きる
- 4 医療──公と私の、二つの世界
- 5 お金の話──何が高く、何が安いか
- 6 通信とインフラ──暮らしを支える、細い糸
- 7 注意点──細長さ、地域差、そして治安
- 8 暮らしの、時間の流れ方──日本との、感覚の違い
- 9 真面目な人々との、付き合い方
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 お金のこと──ペソと、両替と、カード
- 2 言葉のこと──スペイン語と、独特のチリ語
- 3 人との付き合い方──真面目で、控えめな隣人と
- 4 デリケートな話題──記憶と、誇りに、敬意をもって
- 5 地震のこと──揺れる大地と、生きる
- 6 食と楽しみ──ワインと、チップと
- 7 安全と、緊急のこと
- 8 最後に──小さな心づかいが、扉を開く
参照資料
奥付