ガーナのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ 教会の歌声と、市場の喧噪と、太鼓の響き
- 1 高木さんの戸惑い
- 2 海を見つめる、白い城
- 3 三つの思い込み
- 4 誇りの鏡と、傷の鏡
- 5 五人の道案内人
- 6 この本の約束
第一章 「可哀想なアフリカ」だけでは、何も見えない
- 1 思い込みその一──「可哀想なアフリカの国」
- 2 思い込みその二──「カカオの国」
- 3 思い込みその三──「よく知らないアフリカのどこか」
- 4 高木さんの、内側で起きたこと
- 5 憐れみを、置いてくる
第二章 ガーナ人の一日を歩く
- 1 夜明け前の四つの目覚まし
- 2 朝――祈りから始まる国
- 3 朝の道――渋滞という名の日常
- 4 昼――市場という宇宙
- 5 午後――同じ国の、違う時間
- 6 北と、南と――同じ国の、違う祈り
- 7 夕暮れ――音楽が街を包む
- 8 同じ一日、違う人生
第三章 フフと、ジョロフと、市場の女たち
- 1 搗いて、搗いて、搗く
- 2 カカオの国が、チョコを食べない
- 3 赤い豆と、赤い油と
- 4 発祥を、競う一皿
- 5 屋台という、もうひとつの台所
- 6 分けて、食べる
- 7 スープが、辛いのには、わけがある
- 8 北へ行けば、また違う食卓が
- 9 台所を、女たちが仕切る
- 10 旅する者へ──食卓は、開いている
第四章 いちばん最初に、独立した
- 1 独立の夜
- 2 金の王国、アシャンティ
- 3 玉座を守った女、ヤア・アサンテワ
- 4 火をつけた男、エンクルマ
- 5 遠い日本との響き合い
- 6 戦車とクーデターの時代
- 7 光と影を、両方として
- 8 クマシを訪ねる人へ
第五章 銃でなく、票で
- 1 拍手で迎えた戦車
- 2 飛行士の登場と、いちばん暗い記憶
- 3 一九九二年、書き直された約束
- 4 二〇〇〇年——権力が、手を離した日
- 5 何度でも、入れ替わる
- 6 西アフリカの、灯台として
- 7 二〇一二年、裁判所へ持ち込まれたけんか
- 8 誰が、票を数えるのか
- 9 日本の読者へ——「あたりまえ」の重さ
- 10 ラジオが、けんかを引き受ける
- 11 理想化はしない——票の裏側の、重い課題
- 12 じいさんの、最後の言葉
- 13 旅する人へ——選挙の季節のガーナ
第六章 帰らずの、扉
- 1 白い城は、なぜ海を見ているのか
- 2 数えきれない、ということ
- 3 地下の暗がりへ
- 4 帰らずの、扉
- 5 教会は、その上に建っていた
- 6 女たちの、地下牢
- 7 双子のような、二つの城
- 8 加害は、誰の手にあったのか
- 9 海の向こうの、子孫たち
- 10 語れなかった、世代
- 11 帰還の、年
- 12 すれ違いも、また
- 13 日本の、遠い鏡として
- 14 ふたたび、二つの名前の扉へ
第七章 世界のチョコを、支えて
- 1 カカオができるまで
- 2 世界有数のカカオ生産国
- 3 農家に届かない取り分
- 4 金と、ガランセイ
- 5 三つの富、それでも苦しい経済
- 6 アクラの、もがきの現場
- 7 出ていく若者たち
- 8 日本との甘い縁、そしてフェアトレード
第八章 テランガと、力強い女たち
- 1 「テランガ」という、もてなしの心
- 2 もてなしが、形になる日
- 3 日曜日、教会が街を染める
- 4 北へ行けば、モスクの声
- 5 市場を仕切る「マーケット・ウーマン」
- 6 女たちの、お金の回し方
- 7 日本の「もてなし」「女性の力」と、鏡合わせに
- 8 一日の終わりに
第九章 一つの国の、多様な顔
- 1 森の南と、サバンナの北
- 2 空から降ってきた、黄金の玉座
- 3 泥で築いた、古いモスク
- 4 市場という、南と北の交わる場所
- 5 南だけでも、一色ではない
- 6 二つの宗教の、下を流れるもの
- 7 「対立がない」わけではない
- 8 日本という、もう一つの「多様さ」
- 9 旅の途中で、多様さに出会う
第十章 太鼓が、言葉を話す
- 1 話す太鼓
- 2 ハイライフ――ガーナが生んだ音楽
- 3 アフロビーツ――世界を席巻する波
- 4 ケンテ布――王の織物、色でできた言葉
- 5 葬儀が、祝祭になる
- 6 喜びも、悲しみも、音楽で
- 7 旅先で、音に出会う
第十一章 残るか、渡るか
- 1 携帯電話が、銀行になった国
- 2 それでも、仕事が、ない
- 3 「渡る」ということ
- 4 スマホが、海を、縫い直す
- 5 画面の中の、成功
- 6 「若者」と、ひとくくりにできない
- 7 「投票できる」ことの、重さと、もどかしさ
- 8 日本の若者と、重ねてみる
- 9 残るか、渡るか——そして、その先
第十二章 ブラックスターズと、盛大な週末
- 1 十一人が、国を背負う夜
- 2 全力で、祝う――結婚式という大事業
- 3 明るく、盛大に――送る、という祝祭
- 4 日曜日――歌う、祈る、集う
- 5 五人、それぞれの休み方
- 6 海と、リズムと、生きる喜び
第十三章 アクラの、外へ
- 1 黄金の都、クマシ
- 2 海を見つめる、白い城
- 3 カカオの森の、緑の匂い
- 4 北へ──サバンナと、モスクと
- 5 世界最大級の、人がつくった湖
- 6 川が海に出会う、砂浜で
第十四章 海の、向こうの家族
- 1 「帰らずの扉」の、向こう側
- 2 二〇一九年、「帰還の年」
- 3 「最後の沐浴」の川で
- 4 「帰るための扉」を、くぐる
- 5 「帰る」ことを、制度にする
- 6 ルーツを、科学でたどる
- 7 すれ違う、ということ
- 8 それでも、つながろうとする力
- 9 新しい名前を、もらう
- 10 サンコファ――戻って、取り戻す
- 11 糸は、両方向に
- 12 エフィアの、迷いと決意
- 13 海を見つめて
第十五章 カカオと、野口英世の、縁
- 1 野口英世という人
- 2 研究所に受け継がれた仕事
- 3 もう一つの縁、カカオ
- 4 開発協力ということ
- 5 過去の傷を、どう語るか
- 6 民主主義という庭
- 7 対等な隣人として
終章 傷と、希望を、抱えて
- 1 傷と、希望を
- 2 もう一つの、希望
- 3 鏡を、こちら側へ
- 4 遠くない、隣人
- 5 五人の、その後
- 6 日曜日の夕方に
実践編A はじめてのガーナ旅行
- 1 まず、気候を知る──「暑い」の中身
- 2 ビザと入国の準備
- 3 健康の準備──黄熱とマラリア
- 4 お金のこと──通貨セディと両替
- 5 移動のこと──渋滞と、長距離バス
- 6 通信のこと──つながる国
- 7 安全のこと──備えて、基本を守る
- 8 人と、どう接するか──旅を豊かにする小さな作法
- 9 モデルコース──短い旅
- 10 モデルコース──中くらいの旅
- 11 モデルコース──長い旅
- 12 旅立つ前に、もう一度だけ
実践編B 暮らす・駐在・関わる
- 1 住むための、紙と、判子
- 2 家を、借りる
- 3 「ドゥムソ」──灯りが、消える夜
- 4 蚊と、体と、付き合う
- 5 いくら、かかるのか
- 6 動く──渋滞と、トロトロと
- 7 もてなされる、ということ
- 8 つながる──携帯電話という命綱
- 9 働く、関わる──カカオと、開発と
- 10 海の向こうから、帰ってくる人々
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 お金のこと──セディという通貨
- 2 あいさつと言葉──アコワバとメダーセ
- 3 体の作法──右手を使うということ
- 4 信仰と、年長者と、チーフへの敬意
- 5 市場での値段交渉
- 6 盛大な葬儀の文化
- 7 写真のマナー──とくに、あの城の前で
- 8 健康と、安全
- 9 デリケートな話題との、向き合い方
参照資料
奥付