キューバのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ ソンの調べと、葉巻の香りと、古い車の音
- 1 アメリカの目と鼻の先で
- 2 三つの顔
- 3 二枚の鏡
- 4 五人の案内役
- 5 ひとつの約束
- 6 夕方のハバナへ、もう一度
第一章 「遅れた社会主義の国」だけでは、何も見えない
- 1 一つめ──「遅れた社会主義の国」を裏返す
- 2 二つめ──「陽気な観光地」を裏返す
- 3 三つめ──「反米の国」を裏返す
- 4 田口さんが、一週間で手放したもの
第二章 キューバ人の一日を歩く
- 1 コーヒーと、二つの朝
- 2 東の朝は、音から始まる
- 3 田口さんの、戸惑いの朝
- 4 行列という、日常
- 5 昼──それぞれの稼ぎ
- 6 乗り合いの車で、街を行く
- 7 台所という、戦場と、砦
- 8 夕暮れ──音楽が、街に降りてくる
- 9 同じ島の、違う一日
第三章 配給手帳と、豆と、工夫の食卓
- 1 一冊の、うすい手帳
- 2 豆と、米の、白と黒
- 3 台所という、戦場
- 4 行列という、もう一つの食卓
- 5 揚げる、という魔法
- 6 コーヒーと、もてなしの心
- 7 ラムと、モヒートと、夕暮れの音
- 8 甘いものと、東の島の、別の豆
- 9 「豊かさ」を、問い返す食卓
第四章 一九五九年の、夜明け
- 1 砂糖と、鎖の島
- 2 独立、そして、隣の大国
- 3 あの朝、夜明けを待った
- 4 何を、変えたのか
- 5 「新しい人間」という、夢
- 6 アメリカとの、断絶
- 7 去った人、残った人
- 8 その後の、長い道
- 9 若い世代から、見れば
- 10 日本の、遠い鏡
第五章 海の向こうの、大きな影
- 1 「封鎖」とは、何のことか
- 2 支えが、消えた日
- 3 台所から、消えていったもの
- 4 空腹が、街を畑に変えた
- 5 誰も、投げ出さなかったもの
- 6 引き裂かれた、海
- 7 影は、薄れたり、濃くなったり
- 8 豊かさとは、何だったのか
第六章 医者はいるのに、薬がない
- 1 診てもらうのは、ただ
- 2 字を習うということ
- 3 誇りの、すぐ隣で
- 4 病室で、家族が持ちよるもの
- 5 マルタおばさんの、薬箱
- 6 医者が、タクシーを運転する
- 7 「豊かさとは何か」を、静かに問う
- 8 「キューバはこうだ」と言う前に
- 9 旅する者、滞在する者へ
第七章 「なんとかする」の、国
- 1 「レソルベール」という、生き方
- 2 動かない車を、動かし続ける
- 3 車だけではない
- 4 灯りが消える夜に
- 5 「パケテ」という、もう一つの回線
- 6 給料一つでは、暮らせない
- 7 非公式という、灰色の広がり
- 8 助け合いという、見えないネットワーク
- 9 少しずつ、開く扉──自営業という新しい風
- 10 旅する者の目に映る、工夫
- 11 「ただ中で」生きる、ということ
第八章 クラシックカーの、走る街
- 1 走る博物館、というけれど
- 2 五人乗せて、決まった道を
- 3 石畳の広場と、崩れかけた壁
- 4 昔は、こうじゃなかった
- 5 住むところが、足りない
- 6 少しずつ、よみがえる区画
- 7 海に向かう、長い壁
- 8 日本の街並みと、鏡合わせに
- 9 見る人によって、違う街
第九章 カトリックと、サンテリアと
- 1 白い服の一年
- 2 聖人の裏側にいた神々
- 3 混ざりあって生まれた人々
- 4 司祭と、占いと、太鼓
- 5 戸口に、小さな神さま
- 6 祖母から、ダヤミへ
- 7 一つだけではない、信仰の地層
- 8 神を消そうとした時代
- 9 平等の理想と、消えなかった影
- 10 田口さんの、戸惑いと、気づき
- 11 旅の途中で、出会うなら
第十章 悲しみも、リズムにのせて
- 1 木の棒が二本あれば、それで足りる
- 2 マンボの熱狂と、遠い島への旅
- 3 老人が、若い日の踊りを思い出す
- 4 忘れられた老人たちが、もう一度歌った
- 5 街角のどこにでも、音楽がある
- 6 踊ることは、生きること
- 7 悲しみを、リズムにのせて
- 8 音楽は、誰のものか
- 9 旅人が、音楽と出会うために
第十一章 残るか、渡るか
- 1 数字で見る、海の向こう
- 2 一九九四年の夏
- 3 兄の写真
- 4 なぜ、渡ろうとするのか
- 5 残ると決めた若者たち
- 6 東から見た、海の向こう
- 7 渡った先で
- 8 旅人が、若者と出会ったら
第十二章 バット一本と、カーニバル
- 1 国民的情熱としての野球
- 2 海を渡ったバット──野球と、去った人々
- 3 遠い島どうしの、白い球の縁
- 4 サンティアゴのカーニバル──熱の頂点
- 5 音楽は、暮らしのなかに
- 6 ドミノと、街角の時間
- 7 海と、浜辺と、ラムの午後
- 8 五人の、それぞれの休日
- 9 それでも、影を忘れずに
- 10 旅で、祝祭に出会うということ
第十三章 二つの世界の、お金
- 1 ヤニエルの、二つの財布
- 2 マルタおばさんの、片方の財布
- 3 なぜ、二つの世界のお金ができたのか
- 4 一つにまとめた、その反動
- 5 「なんとかする」ための、新しい道
- 6 海の向こうからの、お金
- 7 少しずつ開く、窓──観光と、インターネット
- 8 日本の、二つの世界のお金
- 9 「キューバはこうだ」と、言いきれない
- 10 旅する人が、出会うお金
第十四章 ハバナの、外へ
- 1 東の果て──サンティアゴ・デ・クーバ
- 2 時が止まった町──トリニダー
- 3 緑の谷──ビニャーレス
- 4 一人の名の街──サンタクララ
- 5 青い海のふちで──カリブのビーチ
- 6 東から、西へ流れる人々
- 7 いくつものキューバ
第十五章 野球と、遠い島の、縁
- 1 島の、野球
- 2 古い球場の夜
- 3 二〇〇六年の決勝
- 4 海を渡った日本人
- 5 医療と教育の、学び合い
- 6 台所の「おもてなし」
- 7 細い糸だからこそ
- 8 豊かさとは何か
終章 誇りと、不足の、あいだで
- 1 二つの顔を、もう一度
- 2 決めていない若者
- 3 豊かさという問い
- 4 夕日の、上等な日
- 5 悲しいときこそ、鳴らすもの
- 6 理想と現実のあいだ
- 7 本を閉じるとき
実践編A はじめてのキューバ旅行
- 1 まず、旅の「規模」を決める
- 2 ハバナ──時が止まった街を、歩く
- 3 トリニダーとビニャーレス──土地の時間
- 4 サンティアゴ・デ・クーバ──音楽と、カーニバル
- 5 カリブのビーチ──島の、もうひとつの顔
- 6 泊まること、食べること
- 7 旅の心得──お金のこと
- 8 旅の心得──物と、店と、あせらない心
- 9 旅の心得──通信と、つながらない時間
- 10 旅の心得──入国と、ビザと、アメリカ経由の注意
- 11 旅の心得──気候と、季節の選び方
- 12 旅の心得──治安と、客引きと、物乞い
- 13 そして、あせらないこと
実践編B 滞在・関わる・学ぶ
- 1 カサ・パルティクラルという、暮らしの入り口
- 2 長く居るということ
- 3 言葉を学ぶ、ダンスを習う
- 4 物不足のなかで、暮らすということ
- 5 お金と、暮らしの段取り
- 6 体で覚える、医療と、通信
- 7 文化を、交わすということ
- 8 生活の感覚が、違うということ
- 9 政治で論じるより、人と向き合う
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 お金のこと
- 2 移動と、通信
- 3 言葉とあいさつ
- 4 人との付き合い方
- 5 食べることと、気候
- 6 音楽とダンス
- 7 写真とマナー
- 8 困ったときに
- 9 デリケートな話題との、向き合い方
参照資料
奥付