ラオスのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ メコンの朝もやと、裸足の托鉢と、もち米の湯気
- 1 三つの像
- 2 川の漁師と、古都の母
- 3 古都の店先で
- 4 赤い標識の畑
- 5 ボーペンニャン
- 6 夜明けの川辺へ
- 7 旅の道のり
第一章 「何もない国」だけでは、何も見えない
- 1 「何もない」を、数えてみる
- 2 「のんびり」の、底にあるもの
- 3 夜明けの托鉢、問いかけてくる国
- 4 急ぎたくても、急げない人たち
- 5 見る目を、育てていく
第二章 ラオスの人々の一日を歩く
- 1 夜明け──裸足の列
- 2 川の上で──ブンマーの朝
- 3 傷の残る大地で──カムラの朝
- 4 朝の市場──にぎわいと分け合い
- 5 昼──ゆったりと流れる時間
- 6 午後から夕へ──それぞれの帰り道
- 7 夜──静けさが降りる
第三章 手で丸める、もち米
- 1 手が、器になる
- 2 メコンと、田が、食卓をつくる
- 3 ラープと、タムマークフン
- 4 甕のなかの、時間
- 5 急がない食卓、けれど
- 6 僧に、もち米を
- 7 都市の食卓、若者の食卓
- 8 日本の食卓と、川の恵みと
- 9 旅の食卓で
第四章 ランサーンから、フランスまで
- 1 名に、託されたもの
- 2 寺という、学びの場
- 3 栄華と、三つの分裂
- 4 フランス領インドシナへ
- 5 支配に、慣れるということ
- 6 開発されなかった、街
- 7 独立への、長い坂道
- 8 足で歩く、六百年
第五章 秘密の、戦争
- 1 なぜ、『秘密』だったのか
- 2 昼は洞窟、夜は田んぼ
- 3 石の壺と、爆弾の穴
- 4 終わらない、地面の下の戦争
- 5 誰にとっても、同じではない傷
- 6 旅人へ、傷への敬意
- 7 憎まないけれど、忘れない
第六章 ボーペンニャンの、心
- 1 托鉢という、千年の習わし
- 2 与える人が、満たされる仕組み
- 3 信仰の、いくつもの形
- 4 一度は、僧になる
- 5 ボーペンニャンという、知恵
- 6 寺は、村の真ん中
- 7 傷の底の、ボーペンニャン
- 8 旅人へ──托鉢の作法
第七章 世界遺産の、古都で
- 1 見世物になる、朝の列
- 2 仏の名を、その身に
- 3 布と、観光のあいだ
- 4 メー・ケオの、覚えている街
- 5 鉢を提げて、学ぶ少年
- 6 生命の樹、若い意志
- 7 変わりゆく、古都の速さ
- 8 旅人へ、そして丘の上で
第八章 東南アジアの、バッテリー
- 1 上流で決まる、川の水
- 2 電気が来た、村の夜
- 3 削られていく、恵み
- 4 開発をめぐる、二つの見方
- 5 鉄道と、借金の重さ
- 6 日本もまた、沈めた村
- 7 賛成でも反対でもなく、迷う声
- 8 旅人へ──光と影、両方を見る
第九章 不発弾と、生きる
- 1 空から降って、そのまま眠ったもの
- 2 カムラという、若者
- 3 一つずつ、取りのぞく
- 4 掘る人、拾う人――貧しさが、危険へ近づける
- 5 片手の、トンさん
- 6 メー・ケオの、記憶
- 7 反対側から――「不発弾の国」だけでは、見えないもの
- 8 メコンの村の、ブンマー――畑の底で
- 9 日本の、足もとにも
- 10 今井さんの、静かな観察
- 11 旅する人へ――道を、外れないこと
- 12 掘り終えた、夕方に
第十章 布を織り、家族を支える
- 1 メー・ケオの、手のなかの記憶
- 2 シン──腰に巻く、暮らしの布
- 3 織りの、いくつもの流儀
- 4 文様は、言葉だった
- 5 織った布は、どこへゆくのか──市場という舞台
- 6 母から娘へ受け継がれる家──母系の面影
- 7 白い糸で、魂を結ぶ
- 8 女の一日は、長い
- 9 ノイの、迷い
- 10 「割に合わない」の、その先へ
- 11 日本の、機の音を思いだす
- 12 出稼ぎと、残された機
- 13 傷の残る大地の、機
- 14 布に触れる、旅の心得
第十一章 ゆっくりと、変わる国で
- 1 若い国、という事実
- 2 川の向こうへ──出稼ぎという選択
- 3 手のなかの、もう一つの世界
- 4 ノイの、二つの願い
- 5 カムラの世代──傷の残る大地で、未来を描く
- 6 手仕事の、これから
- 7 学ぶこと、という希望と壁
- 8 画面のなかの、隣の国
- 9 鉄道が来た国で
- 10 小さな商いと、若者の手
- 11 変わるもの、変わらないもの
- 12 帰ってきた友だち
- 13 選べる、ということ
- 14 旅の途中で
第十二章 ピーマイと、灯籠の川
- 1 正月の朝も、托鉢から
- 2 清めの水、結びの糸
- 3 水をかけあう、三日間
- 4 祭りの、もう一つの顔
- 5 灯籠の夜が、近づく
- 6 川面に、光の帯
- 7 静かな村の、祭り
- 8 祭りのあと、いつもの日々
第十三章 ビエンチャンの、外へ
- 1 南へ──コーヒーの高原、ボーラウェン
- 2 東へ──いちばん語られにくい土地
- 3 北へ──山の民の、村
- 4 最南端へ──メコンが、千の島になる
- 5 一つの国の、いくつもの時間
第十四章 不発弾と、寄り添う手
- 1 今井さんが、この国に来た理由
- 2 手を貸す、ということ
- 3 学校と、診療所と、水と
- 4 青い時間を、生きる若者たち
- 5 祈りで、つながる
- 6 「速い国」と「遅い国」は、どちらが教えるのか
- 7 反対側から――「いい話」だけでは、見えないもの
- 8 旅する人へ――手を、添えるように
- 9 靄が晴れるころに
第十五章 ボーペンニャンの、その先
- 1 ボーペンニャンという、言葉のほんとう
- 2 「急がない」ことの、二つの顔
- 3 川の向こうを、見る目
- 4 光と、影の、開発
- 5 「ラオス」と、ひとくくりにできないもの
- 6 静かな国の、静かな不自由
- 7 日本という、鏡
- 8 記憶と、未来の、あいだで
終章 メコンに、灯籠が流れる
- 1 五人の、その後
- 2 川の上のブンマー
- 3 古都のノイ
- 4 大地へ向かうカムラ
- 5 今井さんと、ボーペンニャン
- 6 預けた問い
- 7 一つではない国
- 8 日本を、もう一度
実践編A はじめてのラオス旅行
- 1 まず、どこにあるのか──国のかたちをつかむ
- 2 気候──乾季か、雨季か
- 3 入国とお金──着く前に確かめること
- 4 移動──「ゆっくり」を前提に組む
- 5 規模で考える、三つの旅
- 6 食べる──手で丸める、もち米の国
- 7 持ち物と、体の備え
- 8 道を外れない──いちばん大切な、安全の心得
- 9 何を、味わいに行くのか
実践編B 暮らす・関わる
- 1 留まるための、手続き
- 2 住まいと、暮らしのリズム
- 3 何をして、関わるのか
- 4 人と、付き合う
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 お金のこと──通貨キープと、現金の国
- 2 あいさつと、言葉──サバイディーと、合掌の手
- 3 托鉢を見るとき──いちばん、心を配ってほしいこと
- 4 寺と、写真のマナー
- 5 もち米と、食卓のふるまい
- 6 移動と、時間の感覚
- 7 健康と、水と、体調
- 8 困ったとき──緊急のこと
- 9 いちばん大切な安全──道を、外れない
- 10 デリケートな話題──三つの、線引き
- 11 「気にしない」に、甘えていい部分と、そうでない部分
参照資料
奥付