リトアニアのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ 松の森と、道端の十字架と、遠い日の歌
- 1 松の森と、道端の十字架
- 2 地図の上の、小さな国
- 3 杉原千畝という名
- 4 二度、奪われた独立
- 5 歌と丘と、琥珀の海
- 6 旅の道連れ、五人
- 7 ひとつの色で語らない
第一章 「バルトのどこか」だけでは、何も見えない
- 1 バルトのどこかへ、降り立つ
- 2 杉原千畝の名を知る国
- 3 かつての大公国という記憶
- 4 森と歌の、明るい素顔
- 5 ひとつの色では語れない国
第二章 リトアニアの人々の一日を歩く
- 1 森の村の朝
- 2 ビリニュス、若者の朝
- 3 カウナス、記憶の街の午前
- 4 独立世代の午前
- 5 若者の午後、ボールと世界
- 6 記憶を伝える午後
- 7 夕暮れと、家族の食卓
第三章 ツェペリナイと、森の恵み
- 1 すりおろす、しぼる、包む──ツェペリナイという手間
- 2 「じゃがいもがごちそう」だった理由
- 3 オナおばあちゃんの、森の話
- 4 湖の恵み──静かな水面の下
- 5 森が「みんなのもの」であるということ
- 6 黒パンと、ビーツと、乳の白
- 7 蜂蜜と、蜜の酒──森が贈るもうひとつの甘さ
- 8 地下の貯蔵庫と、瓶の中の夏
- 9 「重い料理」の向こうにあるもの
- 10 祝いの日の、木のかたちのケーキ
- 11 食卓に集まる、ということ
- 12 旅する人へ、食卓の心得
第四章 大国に、二度、奪われて
- 1 かつての大公国
- 2 独立の二十年
- 3 一九四一年六月の夜
- 4 森の兄弟たちと、二度目の占領
- 5 シベリアという、もうひとつの記憶
- 6 名前を刻む場所
第五章 手をつなぎ、歌で、自由を
- 1 五十年前の、影の約束
- 2 六百キロを、どうつないだのか
- 3 歌う、革命
- 4 オナおばあちゃんの、静かな涙
- 5 血の、一月
- 6 なぜ、暴力ではなかったのか
- 7 佐野さんが、聞いた歌
- 8 三十歳のルータの受けとめ方
- 9 二つの、注意しておきたいこと
- 10 訪ねる人のために
第六章 カウナスの、日本領事館で
- 1 仮の首都、カウナスという街
- 2 追われる人々
- 3 二人の外交官
- 4 書き続けた、あの夏
- 5
- 6 こぼしてはいけないこと
- 7
- 8
- 9 海を渡った、りんごと親切
- 10
第七章 リトヴァクの、記憶
- 1 北のエルサレムと呼ばれた街
- 2 学問と共生の街
- 3 ゲットーという囲い
- 4 パネリアイの森で
- 5 本を守った人々
- 6 二度、消されかけた記憶
第八章 祈りと、抵抗のしるし
- 1 墓のない者たちの丘
- 2 奪われまいとする信仰
- 3 倒されても、また立てる
- 4 二つの断り
- 5 マリア観音と、地蔵と
- 6 巡礼の丘、いまは
第九章 海がくれた、金
- 1 太古の樹脂が、宝になるまで
- 2 ユラテとカスティティス──海の底の恋
- 3 琥珀の道──小さな海辺が、古代世界とつながっていた
- 4 海に向かって生きる人々
- 5 凍らない港と、砂に呑まれた村
- 6 「バルトの金」の、もうひとつの顔
- 7 日本の海、日本の宝と
- 8 海のリトアニアという、もうひとつの顔
第十章 森と、家庭を守る人々
- 1 籠を提げた手が、覚えていること
- 2 男たちが連れて行かれたあと
- 3 森の兄弟たちと、糸をつなぐ女たち
- 4 台所という、もう一つの砦
- 5 手仕事と、糸のなかの記憶
- 6 日本の、母たちの手を思う
- 7 変わっていくもの、残そうとするもの
第十一章 国技のボールと、テックと
- 1 小さな国が、ボール一つで世界に立った日
- 2 巨人たちと、受け継がれる背番号
- 3 カウナスの緑、ビリニュスの――そして分かれる声
- 4 「第二の宗教」と、本物の宗教のあいだで
- 5 ボールの手を離して――もう一つの「代表」
- 6 光を切り分ける国
- 7 それでも、若者は出ていく
- 8 帰ってくる者たち、留まる者たち
- 9 二つのボールを、同じ手で
第十二章 歌の祭典と、夏至の火
- 1 祭典の朝
- 2 なぜ、歌うのか
- 3 舞台の上と、観客の中で
- 4 夏至の火――ヨニネスとラソス
- 5 森と、火と、家族と、亡き人
- 6 最後の一曲、リエトゥヴァ・ブランギ
第十三章 ビリニュスの、外へ
- 1 二番目の街、カウナス――「本当の首都だった」という誇り
- 2 海へ――クライペダと、細長い砂の道
- 3 湖の国――トラカイと、水の上の城
- 4 南の森――ズーキヤと、癒しの町
- 5 森と、農村と、去っていく人々
- 6 「リトアニアはこうだ」と、言えないということ
第十四章 命のビザが、結んだ縁
- 1 窓の下の列
- 2 カウナスから、敦賀へ
- 3 来館者ノートの「ありがとう」
- 4 八百津から、世界へ
- 5 美談にしない、という覚悟
- 6 折り鶴が、海を渡る
- 7 自由になって、初めて知った名前
第十五章 小さな国の、歌
- 1 この本の、いちばんの問い
- 2 歌う革命――事実の背骨
- 3 歌には、勝ち負けがない
- 4 五十年の沈黙
- 5 若い世代は、どう受け取るか
- 6 誇りを、疑うこと
- 7 日本の私たちにとっても
- 8 恨みを、刃に変えなかった
終章 森を渡る、歌
- 1 この旅の、始まりの場所
- 2 小さな国の問い
- 3 命のビザ、もう一つの静けさ
- 4 三つの、静かな場所
- 5 五人の、その後
- 6 「リトアニアはこうだ」と言わないために
- 7 もう一度、歌の祭典の夜に
実践編A はじめてのリトアニア旅行
- 1 まず、この国のかたちを頭に入れる
- 2 短い旅──ビリニュスと、その周辺
- 3 中くらいの旅──カウナスと、十字架の丘へ
- 4 長い旅──海と、砂丘と、もう一つのリトアニアへ
- 5 食卓の楽しみ──旅の途中で
- 6 季節・気候・入国──実務のポイント
- 7 この国を訪ねる、心得
実践編B 暮らす・関わる
- 1 滞在の枠組み──EUという大きな屋根の下で
- 2 住まいを探す──木造の温もりと、集合住宅の冬
- 3 電子国家で暮らす──画面の中の行政と、フィンテック
- 4 学び、教え、関わる──教育という縁
- 5 人と関わる──静かさの奥の温かさ
- 6 信仰と、記憶への礼儀
- 7 一年をめぐる──光と闇の振れ幅の中で
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 お金のこと──通貨、支払い、チップ
- 2 移動のこと
- 3 言葉のこと──あいさつと、ほんの少しのリトアニア語
- 4 もてなしと、食卓の作法
- 5 教会での作法
- 6 写真のマナー
- 7 買い物とおみやげ
- 8 健康と、緊急のとき
- 9 いちばん大切なこと──歴史の話に、どう向き合うか
- 10 旅を、敬意とともに楽しむ
参照資料
奥付