アルゼンチンのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ 肉を焼く煙の、向こうに
- 1 日曜日のスタジアム
- 2 街角のささやき
- 3 三つの像
- 4 二重の鏡
- 5 一言でくくらないために
- 6 五人の隣人
- 7 もう一度、あの庭へ
第一章 「情熱の国」だけでは、何も見えない
- 1 一つめ──「情熱の国」の、裏側
- 2 二つめ──「豊かな国」の、記憶と裏側
- 3 三つめ──「破綻した国」の、誇りと熱
- 4 三つの顔は、じつは、一つのもの
第二章 アルゼンチン人の一日を歩く
- 1 朝、まだ街が眠っているうちに
- 2 値段が、毎週変わるということ
- 3 遅れて動き出す、街
- 4 カフェという、避難所
- 5 大学と、広場と、若い声
- 6 夕方、影が長くなる頃
- 7 夜は、これからが本番
- 8 アサードの、煙のなかで
- 9 深夜、街はまだ眠らない
- 10 一日を歩き終えて
第三章 アサードと、回されるマテ
- 1 アサードは、料理ではない
- 2 焼く順番に、もてなしの心がある
- 3 一族が、集まるということ
- 4 マテを、回す
- 5 エンパナーダの、ひだの数
- 6 イタリアが、海を渡ってきた
- 7 ミラネサと、母の味
- 8 ワインと、ゆっくり流れる時間
- 9 食べ終えても、席を立たない
第四章 いちばん豊かだった国が、なぜ
- 1 「アルゼンチンのように豊か」
- 2 森田さんの、ふとした疑問
- 3 なぜ、下り坂が始まったのか
- 4 一九八九年――お金が、溶けていく
- 5 二〇〇一年――国が、閉じた
- 6 いまも、続いている
- 7 受け継ぐ、という重さ
- 8 旅の途中で、気づくこと
- 9 日本という、もう一つの鏡
- 10 アルベルトさんの、最後のことば
第五章 国を二つに割った、夫婦
- 1 声を持たなかった人々
- 2 一九四五年十月十七日
- 3 エビータ
- 4 もう半分の物語
- 5 死と、その後
- 6 「ポピュリズム」という言葉
- 7 若い世代にとって
- 8 居間の写真の前で
第六章 三万人の、空白
- 1 口を開くまで
- 2 一九七六年三月二十四日
- 3 記憶の博物館で
- 4 奪われた赤ん坊
- 5 広場を歩く母たち
- 6 孫を探す祖母たち
- 7 民主化と裁判
- 8 受け止め方は一つではない
第七章 あの島をめぐる、いまも消えない痛み
- 1 四月二日という日
- 2 なぜ、あの島だったのか
- 3 送られたのは、子どもたちだった
- 4 街は、勝っていると信じていた
- 5 沈められた船
- 6 一通の手紙
- 7 敗北が、独裁を終わらせた
- 8 芝生の上の、もう一つの戦い
- 9 帰らなかった若者たちへ
- 10 日本の、遠い島影
- 11 消えない痛みと、共に生きる
第八章 哀愁と、熱狂
- 1 港から生まれた、ため息
- 2 誇りが、世界に認められた日
- 3 ロサおばさんの、日曜の午後
- 4 そして、もう一つの宗教
- 5 二人の英雄──マラドーナと、メッシ
- 6 三十六年ぶりの、歓喜
- 7 なぜ、危機のなかで、熱は燃えるのか
- 8 抑えることの美徳、あふれさせることの美徳
- 9 すべての人が、熱狂するわけではない
- 10 旅の途中で──情熱に触れる
第九章 マテを、回すということ
- 1 同じ器に、口をつける
- 2 回し飲みは、なぜ生まれたのか
- 3 マテには、「言葉」がある
- 4 台所の、大家族
- 5 「バーラ」――気の置けない仲間
- 6 夜は、まだ長い
- 7 国家を、当てにしない
- 8 二〇〇一年の、あの冬
- 9 苦いマテ、冷たいマテ
- 10 最後の砦(とりで)
- 11 遠慮の文化と、抱擁の文化
- 12 器が、また回ってくる
第十章 私たちは、船で来た
- 1 「ヨーロッパみたいだ」と、みんなが言う街
- 2 大きな波──何百万という人が、海を渡ってきた
- 3 イタリアと、スペインと──そして、それだけではない移民たち
- 4 港に着いてから──物語の、もう一つの側
- 5 「るつぼ」だったのか──溶け合いと、その代償
- 6 見えなくされてきた人々──先住民のこと
- 7 「ヨーロッパ」を見上げることの、屈折
- 8 日本という鏡に映すと
- 9 旅する人へ──街の表情の、読み方
第十一章 ドルを追い、海を渡る
- 1 溶けていくお金
- 2 なぜドルなのか
- 3 海を渡る、逆向きの波
- 4 頭脳の、流出
- 5 残る、という選択
- 6 もう一人の若者──バレンティナと、緑の波
- 7 つながっている、二つの選択
- 8 日本の若者と、重ねてみる
第十二章 何度でも、なんとかする
- 1 「なんとかする」という技術
- 2 二つのドル、いくつものレート
- 3 非公式という、もう一つの経済
- 4 何度も、全部を失って
- 5 なぜ、こんなに陽気なのか
- 6 心配することの、コスト
- 7 ユーモアという、鎧
- 8 「きっちり」と「なんとか」
- 9 したたかさの、その奥に
第十三章 サッカーと、タンゴと、アサードの週末
- 1 土曜の午後、スタジアムが揺れる
- 2 街角のクラブと、路地のサッカー
- 3 夜が更けてから、人は踊りに行く
- 4 週末は、庭に煙が立つ
- 5 眠らない街の、灯りとカフェ
- 6 マテという、分かち合いの器
- 7 メンドーサの一杯と、パタゴニアの静けさ
- 8 5人の、それぞれの週末
第十四章 ブエノスアイレスの外へ
- 1 一つの街が、国を飲み込む
- 2 馬に乗る人々――ガウチョとパンパ
- 3 南へ――氷河と、風の大地
- 4 北西へ――色の濃い、もう一つの顔
- 5 豊かな平野と、貧しい北
- 6 「頭」ではない、もう一つの街々
- 7 ワインの谷と、轟く滝
- 8 首都だけを見ないということ
第十五章 地球の裏の、情熱
- 1 アルゼンチンにも、日系社会がある
- 2 メッシという、共通の言葉
- 3 タンゴが、海を渡ってきた
- 4 牛肉と、大豆と、食卓の縁
- 5 森田さんの、大きな問い
- 6 互いから、何を学べるか
終章 豊かさとは、なんだったのか
- 1 三つの光景
- 2 没落を、生き抜くということ
- 3 安定を追ってきた国から見ると
- 4 5人の、その後
- 5 豊かさとは、幸福とは
実践編A はじめてのアルゼンチン旅行
- 1 季節――日本と、あべこべ
- 2 移動――広さと、国内線
- 3 お金――複数のレートと、両替の注意
- 4 治安――怖がりすぎず、油断せず
- 5 予算――幅で考える
- 6 支度――持ち物と、言葉と、体調
- 7 短い旅――ブエノスアイレスと、滝
- 8 中くらいの旅――南の氷河へ
- 9 長い旅――ワインと、色の大地
実践編B 暮らす・駐在・ロングステイ
- 1 ビザと在留──「合法にいる」ということの重み
- 2 住まいを探す──二重価格の世界
- 3 狂乱のインフレと、家計を守る知恵
- 4 現金、カード、そして両替
- 5 子どもの学校と、銀行口座
- 6 医療──意外な安心と、備え
- 7 コストと、暮らしの手ざわり
- 8 通信──つながることの、いま
- 9 注意点──インフレ、両替、治安、そして「時間」
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 お金とペソ、両替のこと
- 2 マテ茶という、分かち合いの作法
- 3 挨拶、食卓、時間の感覚
- 4 触れていい話題、慎重になりたい話題
- 5 少しのスペイン語と、いざというとき
参照資料
奥付