ポーランドのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ 消えては、蘇る国
- 1 三つの、それでも足りない絵
- 2 国境の駅で
- 3 二重の鏡──独立と自由は、当たり前ではない
- 4 案内してくれる、五人の隣人
- 5 この本の、歩き方
第一章 「悲劇の国」だけでは、何も見えない
- 1 裏返しその一──「ショパンと古都の国」の、たくましい経済
- 2 裏返しその二──「保守的なカトリックの国」で、若者が声をあげる
- 3 裏返しその三──「翻弄された悲劇の国」が、自ら自由を勝ち取った
- 4 三つの裏返しが、一つにつながるとき
第二章 ポーランド人の一日を歩く
- 1 朝──同じ時刻、四つの目覚め
- 2 通勤──地下鉄と、自転車と、教会の前を通る道
- 3 昼──仕事の風景、都市と地方
- 4 夕方から食卓へ──一日が集まる場所
- 5 日曜日──鐘の鳴る朝
- 6 一日の終わりに──同じ夜空の下で
第三章 ピエロギと、家族の食卓
- 1 小さな半月──ピエロギ
- 2 酸っぱいスープの国
- 3 日曜の、鶏のスープ
- 4 煮込みと、キャベツと、肉
- 5 ミルク・バーという、不思議な場所
- 6 黒いパンと、透明なお酒
- 7 一年でいちばん、静かな夜
- 8 春の、いのちの祝い
- 9 台所から見える、この国
第四章 地図から消えても、残ったもの
- 1 かつて、大きな国だった
- 2 国が、弱っていく
- 3 三度、切りとられる
- 4 百二十三年という、長さ
- 5 ことばを、守る
- 6 教会が、砦になった
- 7 蜂起、そして敗北、また蜂起
- 8 「まだ、滅んでいない」
- 9 よみがえる
- 10 日本人には、見えにくいもの
- 11 「こだわる」ことと、「水に流す」こと
- 12 誇りの、その先
- 13 旅する人へ
第五章 二つの全体主義に、挟まれて
- 1 二つの方向から、来た
- 2 「ヨーロッパで最悪の場所」
- 3 灯りを消した、教室
- 4 名前を、正確に呼ぶということ
- 5 街が、瓦礫になるということ
- 6 森のなかの、沈黙
- 7 暗闇のなかの、小さな灯り
- 8 訪ねる者の、心得
- 9 記憶を、手渡す
第六章 教会が、国だった
- 1 大多数が、カトリック
- 2 国が消えても、教会は残った
- 3 あの人が、教皇になった日
- 4 黒い聖母のもとへ
- 5 ゆりかごから、墓場まで
- 6 蝋燭の海と、聖体の行列
- 7 教会から、足が遠のく
- 8 「なんとなく」の国から見ると
- 9 それでも、鐘は鳴る
第七章 造船所から、始まった
- 1 「解放」のあとに来たもの
- 2 一九八〇年、夏のはじまり
- 3 門を閉ざし、祈った人々
- 4 「連帯」という名前
- 5 戒厳令と、地下の時代
- 6 一九八九年、円卓とドミノ
- 7 店に、バナナが並んだ日
- 8 もう一つの声、孫の世代
第八章 同じ国の、二つの世界
- 1 「東欧の優等生」という、まぶしい看板
- 2 割れ目の一つ目──中絶をめぐる、深い溝
- 3 割れ目の二つ目──EUと、司法とメディアをめぐる争い
- 4 割れ目の底にある、二つのポーランド
- 5 日本の、もう一つの分断と、静かに重ねてみる
- 6 いちばん年長の人が、見ているもの
- 7 どちらの誠実さも、戯画にしないために
第九章 東に、こわい隣
- 1 世界で、いちばん割の悪い場所
- 2 「私たちは、言ったはずだ」
- 3 なぜ、これほどNATOとEUに、こだわるのか
- 4 三十八万人の街に、ある日、人が押し寄せる
- 5 なぜ、ポーランドは、これほど受け入れられたのか
- 6 やさしさだけでは、続かない――負担という現実
- 7 西の隣、ドイツという、もう一つの顔
- 8 静かに、日本を、重ねてみる
- 9 旅の途中で――静かな緊張に、触れる
第十章 何度でも、立ち上がる
- 1 「私たちは、忘れない」
- 2 なぜ、そこまで覚えているのか
- 3 傷を、正直に語る
- 4 被害者意識という、難しさ
- 5 「水に流す」文化との、鏡
- 6 したたかさと、皮肉の効いたユーモア
- 7 倫理の、静かな背骨
- 8 家族という、固い砦
- 9 誇りが、排他にならないために
第十一章 EUとともに、育った世代
- 1 開かれた世界に生まれて
- 2 イギリスへ、そして帰ってくる
- 3 黒い抗議
- 4 虹と、その反対側
- 5 引き裂かれる、ということ
- 6 小さな画面の、光と影
- 7 将来という、開いたままの問い
- 8 それでも、同じ食卓で
第十二章 出ていった国に、人がやってくる
- 1 「出ていく国」だった時代
- 2 空っぽになった町
- 3 潮目が変わる
- 4 人手が、足りない
- 5 あの日、国境で起きたこと
- 6 連帯の、その先の話
- 7 「一員になる」ということ
- 8 日本という鏡
- 9 出ていった国に、人がやってくる
第十三章 ショパンと、教会の祭りと、山
- 1 ピアノに、国が宿る
- 2 カミルの、スタジアムの夜
- 3 ハリナおばさんの、一年
- 4 タデウシュおじいさんの、森
- 5 マグダの、山と、海
- 6 冬を耐える国の、楽しみ方
- 7 五人の、それぞれの日曜
第十四章 ワルシャワの外へ
- 1 焼けなかった街、クラクフ
- 2 カジミェシュの、消えた声
- 3 建て直した街、ワルシャワの誇り
- 4 海の街、グダニスク
- 5 山の民、タトラの高地
- 6 東の国境、幾重もの記憶
- 7 石炭の大地、シロンスク
- 8 動いてきた街、ヴロツワフ
- 9 名もなき地方の、ふつうの暮らし
- 10 一つの国の、いくつもの顔
第十五章 遠い国の、温かい縁
- 1 遠い国が、敵の敵だった頃
- 2 シベリアの、小さな子どもたち
- 3 あるビザが、救った命
- 4 ショパンという、共通の言葉
- 5 経済という、新しい縁
- 6 挟まれた国どうしの、学び合い
- 7 鏡のなかの、二つの国
終章 自由は、当たり前ではない
- 1 建て直された広場で
- 2 分割から連帯まで
- 3 当たり前の重さ
- 4 あなたへの問い
- 5 それぞれの、その後
実践編A はじめてのポーランド旅行
- 1 まず、大きな地図を頭に入れる
- 2 規模別モデルコース
- 3 アウシュヴィッツを訪ねる、という一日
- 4 気候――寒い冬を、甘く見ない
- 5 移動――鉄道を基本に、街なかは足で
- 6 物価と、予算の感覚
- 7 治安――外務省の情報から
- 8 入国と、旅の下ごしらえ
- 9 旅先で、何を食べるか
- 10 はじめての旅で、よく出る疑問
- 11 もてなしと、人々との出会い
実践編B 暮らす・駐在・留学
- 1 まず、在留の「かたち」を知る
- 2 留学という選び方
- 3 住まいを探す
- 4 病気になったら──医療のこと
- 5 お金の話──高田さんの家計から
- 6 つながる──通信のこと
- 7 番号と、口座と──暮らしの土台を整える
- 8 子どもと暮らす
- 9 つまずきやすい、三つのこと
- 10 日曜日の、静けさ
- 11 もてなしを、どう受けるか
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 お金・支払いのこと
- 2 教会でのマナー
- 3 歴史・政治の話題との向き合い方
- 4 もてなしの受け方
- 5 少しのポーランド語
- 6 緊急時・困ったとき
参照資料
奥付