エストニアのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ 紙もハンコもない国と、森の沈黙
- 1 紙にもハンコにも触れない街
- 2 森と、聖なる木立
- 3 半世紀の沈黙
- 4 三つの顔、ひとつの体
- 5 五人の案内役
- 6 光と、影と
第一章 「小さなIT国家」だけでは、何も見えない
- 1 裏返し、その一──「よく知らないバルトの小国」の正体
- 2 裏返し、その二──「無機質なデジタル国家」という誤解
- 3 裏返し、その三──「旧ソ連の一部」では終わらない物語
- 4 三つの顔は、ひとつの体につながっている
- 5 日本という鏡に映して
第二章 エストニアの人々の一日を歩く
- 1 光る画面で始まる朝──カイサの場合
- 2 目を覚ますと、もう世界とつながっている──マルトの場合
- 3 森が時計だった暮らし──マレおばあちゃんの場合
- 4 外から見る目──石橋さんの場合
- 5 一つの国の、いくつもの一日
第三章 黒パンと、森のごちそう
- 1 落としてはいけないパン
- 2 森は、みんなの冷蔵庫
- 3 青いベリーと、酸っぱいベリー
- 4 パンから作る、飲みもの
- 5 じゃがいもと、日々のおかず
- 6 長い冬が、食卓をつくった
- 7 海からの、小さな魚
- 8 タリンの若者の、もうひとつの食卓
- 9 血のソーセージと、冬の祝い
- 10 日本の食卓を、鏡にして
- 11 光と、影と
- 12 旅の途中で
第四章 精霊の宿る、木立
- 1 ヒースへ向かう朝
- 2 森という金庫
- 3 聖なる木立という信仰
- 4 無宗教の国の、静かな信心
- 5 日本という鏡
- 6 敬いと、経済のあいだ
- 7 旅する者への案内
第五章 歌う革命
- 1 忘れられた国
- 2 地図の上で、分けられた
- 3 歌えなかった歌
- 4 原っぱに、火がついた
- 5 手と手を、つないで
- 6 同じ土地に、住む人々
- 7 血を流さずに
- 8 与えられた自由と、取り戻した自由
- 9 原っぱを、訪ねる
- 10 若い世代に、残るもの
第六章 国まるごと、オンライン
- 1 一枚のカードから、すべてが始まる
- 2 目に見えない背骨──データがつながる仕組み
- 3 サインひとつで、遠くの人と
- 4 誰が、私の情報を見たのか
- 5 税も、医療も、画面のなかへ
- 6 学校から、始まっていた
- 7 数分で、会社ができる
- 8 選挙も、画面の上で
- 9 世界の誰でも、エストニアの「住民」になれる
- 10 デジタルに、乗れない人はいないのか
- 11 国が消えても、国が残る
- 12 石橋さんの、静かな問い
第七章 便利さの、裏側
- 1 二〇〇七年、四月の夜に
- 2 目に見えない攻撃
- 3 傷を、盾に変える
- 4 誰が、私の情報を見たのか
- 5 仕組みを、誰が見張るのか
- 6 画面に、乗れない人たちへ
- 7 エストニアと、日本のあいだ
- 8 影ごと、持ち帰る
第八章 バルト海の、静けさ
- 1 千五百の、島
- 2 灯台と、訛りと、消えた言葉
- 3 女たちの、島
- 4 空の、大通り
- 5 湿原を、歩く
- 6 白い、沈黙
- 7 閉ざされていたから、残った
- 8 海は、道でもあった
- 9 島の、これから
- 10 日本の、島を思う
- 11 静けさを、旅する
第九章 130万人の、戦い方
- 1 身軽さという、武器
- 2 頭の中身が、資源になる
- 3 開くことで、守る
- 4 大きな隣人への、消えない不安
- 5 幾重にも、備える
- 6 知られることも、盾になる
第十章 森と、暮らしを支える人々
- 1 籠いっぱいの、九月
- 2 連れ去られた家、残された女たち
- 3 台所から、世界へ
- 4 三つの世代の、あいだで
- 5 それでも、割り切れないもの
- 6 森に、帰る
- 7 台所のテーブルという、この国の中心
第十一章 スカイプを生んだ、国の子
- 1 台所のテーブルから、世界へ
- 2 「スカイプ・マフィア」という種
- 3 週末に、会社が生まれる
- 4 五歳から、プログラムを
- 5 失敗を、語ってもいい国
- 6 日本の若者と、重ねてみる
- 7 光の裏の、影
- 8 頭脳流出という、小さな国の悩み
- 9 帰ってくる、という道
- 10 旅の途中で
第十二章 歌の祭典と、白夜
- 1 祖母と孫、歌の記憶
- 2 祭典を、数字で見る
- 3 カイサの選んだ道
- 4 居酒屋で語り継ぐ夜
- 5 もう一つの夏の祝祭
- 6 光と影
- 7 日本から見て
- 8 三万分の一は、消えない
第十三章 タリンの、外へ
- 1 大学町タルトゥ──もう一つの首都
- 2 島へ──サーレマーの、風車と、時間
- 3 東へ──ナルヴァと、川の向こう
- 4 湖のほとり──もう一つのロシア語
- 5 湿原と、森の、地方
- 6 一つではない、国
第十四章 デジタルと、学び合い
- 1 日本が、小さな国を見に来た
- 2 エストニアもまた、学んできた
- 3 移せるものと、移せないもの
- 4 信頼という、いちばん深い土壌
- 5 逆から見える、日本
- 6 森と歌の国が、教えてくれること
- 7 日本には、日本の森と歌がある
- 8 静けさが、通じ合う
- 9 橋を渡る、という仕事
- 10 旅する者へ
第十五章 森と、クラウドと
- 1 国を、雲に預ける
- 2 歌という、もう一つのバックアップ
- 3 いちばん古い声
- 4 道具は、目的ではない
- 5 住まなくても、仲間になれる
- 6 平日の顔と、週末の顔
- 7 森は、サーバーではない
- 8 日本への、問い
- 9 二つの顔を、一つの体で
終章 森を渡る、光の粒
- 1 カイサの、金曜の夜
- 2 レインの声、独立の記憶
- 3 マレおばあちゃんの菩提樹
- 4 マルトの、揺れる心
- 5 石橋さんが、持ち帰るもの
- 6 二つを、こぼさずに
実践編A はじめてのエストニア旅行
- 1 いつ行くか──季節が、まるで別の国
- 2 入国と、旅の身支度
- 3 短い旅──タリンと、その隣の森
- 4 中くらいの旅──大学町タルトゥと、もっと奥の森へ
- 5 長い旅──島へ、東へ、そして森の別荘へ
- 6 移動の実際と、旅を軽くするデジタル
- 7 食べる、買う、泊まる
- 8 便利さの、その先にあるもの
実践編B 暮らす・関わる
- 1 「住まなくても、関われる」という新しい形
- 2 実際に「住む」ということ――ビザ、家、暮らし
- 3 働く――スタートアップの熱と、その手ざわり
- 4 家族で、暮らす――子育てと、学びと
- 5 人と、付き合う――沈黙の奥にある誠実さ
- 6 季節とともに、暮らす
- 7 地域に、関わる
- 8 身軽さと、根の深さのあいだで
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 お金のこと──ユーロと、ほとんど消えた現金
- 2 言葉のこと──テレ、アイタ、そして英語
- 3 デジタルの国を、旅行者として歩く
- 4 森のマナー──精霊の宿る場所を、そっと歩く
- 5 交通、移動、そして街の歩き方
- 6 食卓での、ふるまい
- 7 季節と、服装
- 8 静かな人づきあいを、こわがらない
- 9 写真のマナー
- 10 おみやげと、買い物
- 11 健康と、緊急時
- 12 デリケートな話題との、向き合い方
- 13 最後に──敬意という名の、いちばんの道具
参照資料
奥付