タジキスタンのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ パミールの夜明け、ナンを焼く音
- 1 ナンと祈りの朝
- 2 台所の朝、庭の杏
- 3 一行を超える四つのこと
- 4 首都の朝、ザリナ
- 5 旅立つ若者
- 6 日本から通う人
- 7 春を待つ国
第一章 統計の一行の外にある国
- 1 「いちばん貧しい国」の内側
- 2 山ほどある、という話
- 3 「旧ソ連の小さな国」の内側
- 4 「知られていない内陸国」の内側
- 5 出稼ぎと送金
- 6 三つを裏返して
第二章 一日を歩く
- 1 夜明け前の街
- 2 朝の市場
- 3 送金の窓口
- 4 街を出て、山へ
- 5 昼の食卓
- 6 夕方、牛が帰る
- 7 夜の食卓
第三章 ナンとオシュの食卓
- 1 クルトーブ
- 2 オシュ、大鍋の日
- 3 サンブサとシュルボ
- 4 パミールの食卓
- 5 果物という蓄え
- 6 茶の作法
- 7 食卓と出稼ぎ
- 8 歓待という流儀
第四章 世界の屋根
- 1 地図の上と、地面の上
- 2 氷河という氷の川
- 3 谷の顔、高原の顔
- 4 峠を越える道
- 5 山とめぐる四季
- 6 山の名、水の名
- 7 屋根の下の暮らし
第五章 ペルシアの言葉、千年の詩
- 1 言葉の系統と、文字の変遷
- 2 数と名前のなかの遠い親戚
- 3 千年前の詩人たち
- 4 詩が生きる暮らし
- 5 シャシュマカームと山の歌
- 6 消えかけていく言葉
- 7 もうひとつの言葉、ロシア語
- 8 詩を書くということ
第六章 サーマーン朝の記憶
- 1 待ち合わせ場所の記憶
- 2 峠を越えて通う道
- 3 商いの民、ソグド人
- 4 イスラムののちの言葉
- 5 サーマーン朝という時代
- 6 国境の向こうにある記憶
- 7 王朝のあとの千年
- 8 証明書か、許可証か
第七章 ドゥシャンベという街
- 1 「月曜」という名前
- 2 並木と水路の街
- 3 大通りと茶館の作法
- 4 市場と、大学と語学
- 5 文字と学校
- 6 九〇年代の記憶
- 7 冬の街、そして仕事と行事
- 8 木の数を知っている
第八章 水の源
- 1 夜明け前の水の音
- 2 氷河という銀行
- 3 村の水路の掟
- 4 冬に足りなくなる電気
- 5 上流の時計、下流の時計
- 6 痩せていく氷河、そのさきの危うさ
- 7 若い川と、老いた川
第九章 内戦のあとで
- 1 杏の木の下で
- 2 独立という屋根が消えた日
- 3 家を出る人、残る人
- 4 壊れたものを、あるもので直す
- 5 紙の上の合意、村までの道のり
- 6 詩と沈黙のあいだで
- 7 接ぎ木の傷
第十章 ナンを焼く女たち
- 1 夜明け前の台所
- 2 土の窯に生地を叩きつける
- 3 見えない台帳
- 4 女たちが握る家計
- 5 膝が痛んでも、窯にかがむ
- 6 チャカンを囲む午後
- 7 統計にのらない働き
- 8 冬支度と、遠くの声
第十一章 出稼ぎという道
- 1 夜明け前の空港
- 2 父の時代、手渡しの送金
- 3 封筒の厚みが、家の設計図になる
- 4 回しているのは、女たちだ
- 5 技術という、もうひとつの土産
- 6 有能だった、という発見
- 7 秋に人が帰ってくる
第十二章 ナウルーズと祝祭
- 1 光の角度で知る春
- 2 去年のぶんを終わらせる
- 3 ひと晩かけて煮る鍋
- 4 空にならない器
- 5 太鼓が鳴ると、輪ができる
- 6 トゥイという言葉
- 7 始めるための祭り
第十三章 パミールのもうひとつの顔
- 1 山あいへの道
- 2 谷ごとに違う言葉
- 3 ホログの町と、もうひとつの信仰
- 4 天井の四角い明かり取り
- 5 標高が変える暮らし
- 6 パンジ川の向こう岸
- 7 道と電気、苦しかった時代の記憶
- 8 谷をこえてつながる人々
第十四章 日本とタジキスタン
- 1 遠いけれど、一方通行ではない距離
- 2 いちばん古い糸、山
- 3 水と土の糸、そして防災
- 4 言葉という壁
- 5 三本目の糸、学び
- 6 文化がつながる場所
- 7 台所に近いところで
- 8 糸は、一本ずつ増えていく
第十五章 山の国の、これから
- 1 二部制の学校と、若さという資源
- 2 水と電気、冬の明暗
- 3 地下の資源と、ひと手間の仕事
- 4 送金という頼みの綱
- 5 外の言葉という扉
- 6 隣国との、値段でわかる関係
- 7 痩せていく氷河と、山の備え
- 8 五人の声と、これからの朝
終章 ふたたび、パミールの朝へ
- 1 もう一度、あの朝へ
- 2 順番を変えるということ
- 3 春がめぐる、杏の木の下で
- 4 ナンを焼く朝、迷いの中の工具箱
- 5 ザリナが歩く並木道
- 6 青木さんの、まだわかっていないこと
- 7 パミールの明かり取りと、川の水
- 8 書けなかったこと、そして朝がまた来る
実践編A 旅と暮らしの手引き
- 1 季節が旅程を決める
- 2 首都ドゥシャンベを歩く
- 3 移動の作法
- 4 ファン山地へ
- 5 パミール・ハイウェイを行く
- 6 暮らしの作法と備え
- 7 旅の組み立て方
- 8 覚えておきたい言葉
実践編B もっと知るために
- 1 少ない資料と、どう向き合うか
- 2 歴史を「層」として読む
- 3 詩・音楽・文字への入り口
- 4 祝祭と、日々の暮らしの手がかり
- 5 独立直後の内戦を読むときの心得
- 6 水と、送金という二つの大きな話題
- 7 信仰とパミール地方への、敬意ある近づき方
- 8 地図・数字・資料の種類を使い分ける
実践編C 日本から関わる
- 1 山から始まる関わり
- 2 水と土から始まる関わり
- 3 災害への備えから始まる関わり
- 4 学びと人から始まる関わり
- 5 買い物・寄付・発信という関わり方
- 6 関わりを続けるための作法
- 7 青木さんが学んだこと
参照資料
奥付