ネパールのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ ヒマラヤの朝焼けと、マントラと、カトマンズの喧噪
- 1 カトマンズの朝
- 2 三つのイメージ
- 3 二つの鏡
- 4 五人の道案内
- 5 この本の道のり
- 6 もう一度、朝の光景へ
第一章 「エベレストの国」だけでは、何も見えない
- 1 一つめ──「エベレストと、登山の国」の、裏側
- 2 二つめ──「貧しい山の国」の、裏側
- 3 三つめ──「インドの隣の、小さな国」の、裏側
- 4 一枚を、裏返したあとで
第二章 ネパールの人々の一日を歩く
- 1 街が、まだ暗いうちに
- 2 山あいの村の、長い朝
- 3 山の斜面で、朝の光を待つ
- 4 市場の、におい
- 5 昼――働く手
- 6 夕方――海の向こうへ、つながる時間
- 7 夜――同じ月の下で
第三章 ダルバートと、モモと、チャイ
- 1 国民食、ダルバートのかたち
- 2 北から来た食、モモと山の穀物
- 3 ネワールの、晴れの日の宴
- 4 街の新しい味、祭りの甘み
- 5 もてなしの心と、日本人の目
- 6 食と信仰、見えない線
- 7 一杯のチャイ
- 8 乏しかった日々の記憶
第四章 神々と、仏陀と、王の国
- 1 仏陀は、ここで生まれた
- 2 ヒンドゥーの神と、仏陀は、けんかしない
- 3 生きている、女神
- 4 ネワールの、寺と、広場
- 5 山から下りてきた、王
- 6 植民地に、ならなかった国
- 7 日本という、もうひとつの「独立した山の国」
- 8 王と、神と、国が、ひとつだった時代
- 9 旅する人へ──寺と広場の、歩き方
第五章 王が、いなくなった国
- 1 王が、大地の主だったころ
- 2 山に、火種がくすぶっていた
- 3 二つの側の、あいだで
- 4 王宮で、起きたこと
- 5 敵どうしが、手を結んだ
- 6 王が、いなくなった日
- 7 日本という、鏡のなかで
- 8 「みんなが、そう思っていた」わけではない
- 9 旅する者への、静かな注意
第六章 世界の屋根で、生きる
- 1 ヒマラヤという、世界の屋根
- 2 「シェルパ」という、言葉について
- 3 石の家と、旗と、祈り
- 4 トレッキングが、村にもたらすもの
- 5 薄い空気の、暮らしの重さ
- 6 山の民の、たくさんの顔
- 7 峰に、神が宿る
- 8 塩の道から、旅人の道へ
第七章 海の向こうへ、働きに
- 1 ビカスの、揺れる天秤
- 2 送金という、見えない大黒柱
- 3 代理店と、旅立つ前の借金
- 4 サビナの家、留守を守る人々
- 5 電話の向こうの、夫
- 6 苛酷な現場、そして帰らぬ人
- 7 それでも、なぜ、行くのか
- 8 空っぽになった村と、プルナの選んだ道
- 9 行き先の、いくつもの顔
- 10 グルカ──もう一つの、海を渡る伝統
- 11 日本の鏡──出稼ぎという記憶
- 12 「ネパールはこうだ」とは、言えない
- 13 旅する人へ──見えない大黒柱を、想像する
- 14 ビカスの、まだ出ない答え
第八章 大地が、揺れた日
- 1 崩れた塔、失われた祈りの場所
- 2 灯りをともす人々と、日本から差し伸べられた手
- 3 平らでなかった、再建の道
- 4 なぜ、この国は、地震に見舞われるのか
- 5 雪山からジャングルまで、もう一つの顔
- 6 恵みと災いを、抱きしめて
第九章 ひとつの国の、多くの顔
- 1 山の高さが、民族を分けた
- 2 それぞれの民族が、それぞれの誇りを持っている
- 3 「ひとつの国」であることの、難しさ
- 4 暮らしの違いに、歴史が刻まれている
- 5 「カースト」という、重い言葉
- 6 見えにくい、しかし、たしかにある壁
- 7 ひとりの若者の、静かな誇り
- 8 もう一つの「顔」──女であること
- 9 日本の中の、似た重荷
- 10 「ネパール人はこうだ」と、言えない国
- 11 「平等」を、かたちにしようとして
- 12 若者たちが、変えていく
- 13 多様さは、重荷か、宝か
第十章 神さまの、数だけ祭りがある
- 1 線香の匂いと、赤い額
- 2 ヒンドゥーと仏陀が、隣り合う
- 3 ダワの、神さまの記憶
- 4 一年じゅう、祭りがある
- 5 ダサイン——女神と、家族が帰る日
- 6 ティハール——灯りの、五日間
- 7 祭りは、ダサインとティハールだけではない
- 8 季節と暦が、祈りをつくる
- 9 生き女神、クマリ
- 10 日本の祭りと、近さと違い
- 11 激動のなかの、変わらない灯り
第十一章 残るか、出るか、変えるか
- 1 若い国、そして、出ていく国
- 2 なぜ、出ていくのか
- 3 出ることも、たたかいである
- 4 学びへの、渇き
- 5 それでも、残る者たち
- 6 山にも、留まる者がいる
- 7 スマートフォンという、窓
- 8 日本の若者と、重ねてみる
- 9 諦めない、ということ
第十二章 山を歩き、神を祝う
- 1 世界中が、歩きに来る道
- 2 山とともに生きる、ということ
- 3 神さまの数だけ、祭りがある
- 4 光の祭りと、凧と、家族
- 5 記憶のなかの祭り
- 6 慎ましくて、豊かな楽しみ
- 7 山と神々とともにある、喜び
第十三章 カトマンズの、外へ
- 1 三つの帯からなる国
- 2 湖の街、ポカラ
- 3 グルンの村へ
- 4 タライの平野と、虎とサイの森
- 5 クーンブ、山の民のさまざまな貌
- 6 ルンビニ、仏陀の生まれた地
第十四章 山と、地震と、縁
- 1 三つの糸
- 2 山の糸——河口慧海の旅
- 3 マナスル初登頂と、トレッキングの時代
- 4 大地の糸——地震国どうしの支え合い
- 5 道と水と、暮らしを支える協力
- 6 人の糸——日本で働き、暮らすネパールの人々
- 7 学び合う、二つの国
- 8 二つの国のあいだで
第十五章 それでも、山はそこにある
- 1 越えてきたのか、という問い
- 2 ダワが見た三つの激動
- 3 支えてきた四つの糸
- 4 独立と誇りという、もう一本の縄
- 5 「下の階」を支えた、変わらない日々
- 6 変わらなかったものの、影の側
- 7 守られる者から、守る者へ
- 8 日本の読者への問い
終章 山は、見ている
- 1 歩いてきた道
- 2 祭りの夜の灯り
- 3 五人のいま
- 4 帰国の便から
- 5 日本から見る、この国
- 6 何を心の支えにするのか
- 7 山は、そこにある
実践編A はじめてのネパール旅行
- 1 カトマンズ盆地を歩く
- 2 湖と雪山の街、ポカラ
- 3 山を歩くという旅
- 4 亜熱帯の森と、仏陀生誕の地
- 5 旅の実際、知っておきたいこと
- 6 何より、人の温かさ
実践編B 暮らす・駐在・関わる
- 1 ビザと在留──「関わり方」で入り口が変わる
- 2 住まいを探す──屋上と、水のタンクと、大家さんの人柄
- 3 カトマンズの暮らし──空と、電気と、渋滞
- 4 季節とともに暮らす──乾季と、雨季と、祭りの一年
- 5 買い物と、台所の日々
- 6 医療と、体の守り方
- 7 コスト、通信、そしてお金の感覚
- 8 仕事──トレッキング、開発、そして地震の後
- 9 人と関わる──信仰と、カーストと、微笑みのあいだで
- 10 暮らすことの、手ざわり
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 お金のこと
- 2 暮らしの実際
- 3 言葉のこと
- 4 寺と信仰の作法
- 5 山でのマナーと、高山病
- 6 写真のこと
- 7 安全と、困ったとき
- 8 デリケートな話題との向き合い方
参照資料
奥付