ルーマニアのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ カルパチアの霧と、教会の鐘と、村の羊
- 1 三つの、おぼろげな像
- 2 ラテンの国、ということ
- 3 IT大国、ということ
- 4 流血の革命、ということ
- 5 向かい合う、二枚の鏡
- 6 道連れになる、五人
- 7 もう一度、夜明けの山へ
第一章 「ドラキュラの国」だけでは、何も見えない
- 1 会議室で、像が崩れる
- 2 「ローマ人の国」という名
- 3 ドラキュラとは、何だったのか
- 4 「貧しい東欧」の、裏側
- 5 「よく知らない旧共産国」という言葉
- 6 日本のことを、考えてみる
- 7 三つの裏返しも、また一つの単純化
第二章 ルーマニアの人々の一日を歩く
- 1 六時、鐘と、通知音
- 2 七時、コーヒーと、畑と、石畳
- 3 九時、それぞれの「仕事」
- 4 正午、食卓と、電話と、断食
- 5 三時、光の中の、それぞれ
- 6 六時、鐘、ふたたび
- 7 夜、四つの一日が閉じる
第三章 サルマーレと、ママリガと、ツイカ
- 1 ママリガという、主食
- 2 サルマーレを、包む
- 3 名前の、たどってきた道
- 4 豚と、冬の支度
- 5 煮える鍋のそばで
- 6 すっぱいスープ、チョルバ
- 7 断食が明けて、祝いのパン
第四章 スラブの海に、ラテンの言葉
- 1 シビウの青年、ソリン
- 2 ダキアと、ローマ
- 3 言葉のなかの、証拠
- 4 単純には語れないこと
- 5 葡萄棚の下の、祖父
- 6 二つの帝国に、はさまれて
- 7 ヴラドという名
- 8 言葉が、国を作った
第五章 一九八九年、十二月
- 1 暗い部屋の、記憶
- 2 「カルパチアの天才」という、嘘
- 3 生まれてくる命と、置き去りにされた子どもたち
- 4 一九八九年、十二月
- 5 誰が、革命を起こしたのか
- 6 覚えていること、そして、忘れないこと
- 7 日本の私たちが、ここで立ち止まるとしたら
- 8 旅の途中で、静かに立ち止まる場所
第六章 城と、ドイツ人の町と
- 1 招かれてきた人々──ザクセン人の町
- 2 教会が、要塞になるとき
- 3 三つの民族が、重なる土地
- 4 ドラキュラの城の、ほんとうの顔
- 5 塔の町、シギショアラ
- 6 文化祭のひらく、夏の広場
- 7 カルパチアの森と、熊
- 8 「行ってしまった人々」の、あとで
- 9 日本の谷、トランシルヴァニアの谷
- 10 「トランシルヴァニアはこうだ」と、言いかけて
- 11 旅の途中で、目を留めるなら
第七章 数学と、コードの国
- 1 世界で、数字が強い子どもたち
- 2 皮肉な、遺産
- 3 電話線の上に、育った産業
- 4 首都だけではない――もう一つの技術の街
- 5 日本の、ものづくりの手ざわり
- 6 こわいところ――優秀な人が、出ていく
- 7 それでも、残る、戻る、という選び方
- 8 光と、影と
- 9 この国を旅する人へ、小さな一節
第八章 時が止まった、村
- 1 国の真ん中を貫く山
- 2 北へ、マラムレシュへ
- 3 農家の、ひと晩
- 4 壁に描かれた、修道院
- 5 ドナウの、河口へ
- 6 「素朴で幸せ」と、言う前に
- 7 それでも、鐘は鳴る
第九章 西へ、働きに
- 1 EU加盟と、開いた扉
- 2 南欧が、人を求めた理由
- 3 一枚のガラスの画面
- 4 行かなかった、という選択
- 5 日本のことを、考えてみる
- 6 悲しい話として、閉じない
第十章 正教の鐘と、ラテンの歌
- 1 東方正教という流れ
- 2 復活祭の夜
- 3 断食という習わし
- 4 哀愁と、陽気さ
- 5 ドイナと、笛の音
- 6 冬の歌
- 7 日本の感情の表しかたと
- 8 旅の人が、訪ねるといい場所
第十一章 残るか、出るか、変えるか
- 1 数字が、静かに語ること
- 2 「共産を知らない」ということ
- 3 ラテンの誇りと、ヨーロッパへの片思い
- 4 出ていく、という選択を、責めない
- 5 残って、変える、という人たち
- 6 変えることの、難しさ
- 7 祖父の目に、映る孫
- 8 日本の若者と、重ねてみる
- 9 もう一度、あの夜のアパートで
第十二章 村の祭りと、都会のクラブ
- 1 真夜中の、教会の灯
- 2 復活祭の朝の食卓
- 3 一年を区切る、祭り
- 4 二つの顔を持つ音楽
- 5 村の輪踊りと、都会の夜
- 6 クラブだけではない週末
- 7 休日という名の、ない日
- 8 招かれた、いくつもの楽しみ
第十三章 ブカレストの、外へ
- 1 地図を、頭に入れる
- 2 シビウの石畳
- 3 ブラショフの屋根
- 4 二つの言葉で書かれた標識
- 5 マラムレシュの、奥へ
- 6 絵の描かれた修道院
- 7 ドナウが海へ届く場所
- 8 シビウの駅での、別れ
第十四章 ITと、体操と、縁
- 1 満点を出した、少女
- 2 光の陰にあった、時代
- 3 体操という、細い糸
- 4 ダチアと、ものづくりの手
- 5 海を、越えない頭脳
- 6 助けた手と、助けられた手
- 7 言葉と、音楽の、行き来
- 8 二つの、作り直し
- 9 縁という、細い糸
第十五章 ラテンの、粘り
- 1 なぜ、この国は、立ち上がろうとするのか
- 2 ラテンの、誇りという背骨
- 3 コードという、新しい輸出品
- 4 鐘の音が、支えるもの
- 5 送金と、留守番の食卓
- 6 広場に立つ、恐れを知らない世代
- 7 石畳を、磨き直す町
- 8 EUという、大きな家に入って
- 9 「それでも」という、二文字ならぬ三文字
- 10 日本人が、ここで立ち止まる理由
- 11 リンゴの木の下で
終章 カルパチアは、変わらない
- 1 三つの言葉に、もう一度
- 2 何を支えにしてきたのか
- 3 五人は、いま
- 4 日本から見たとき
- 5 もう一度、夕映えの山へ
- 6 日が、沈んだあとに
実践編A はじめてのルーマニア旅行
- 1 地理を、ざっとつかむ
- 2 小さな旅
- 3 中くらいの旅
- 4 大きな旅
- 5 旅立つ前の、実務
- 6 人々の、温かさ
実践編B 暮らす・駐在・働く
- 1 在留――「住む」ための、紙の手続き
- 2 住まい――赤い屋根の下と、社会主義の団地と
- 3 暮らし――買い物、食卓、そして季節
- 4 移動――路面電車と、山道のハンドル
- 5 お金の扱い――口座と、現金と
- 6 家族と、子ども――連れていく暮らし
- 7 医療――「まず、知り合いの医者を」
- 8 コスト――安さの、内訳
- 9 通信――意外な、IT大国の実力
- 10 働く――ITと、自動車と、その現場
- 11 言葉と、頼れる人の輪
- 12 付き合い方――もてなしと、心の距離
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 お金のこと
- 2 言葉とあいさつ
- 3 教会と、ツイカの席
- 4 人との距離と、カメラ
- 5 重い話題を、どう扱うか
- 6 食卓と、心づけ
- 7 治安と、最後の心得
参照資料
奥付