チュニジアのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ 青い扉と、白い壁と、地中海の光
- 1 地中海に張り出す小さな国
- 2 三つの思い込み
- 3 ジャスミン革命という始まり
- 4 積み重なる時代の層
- 5 五人の案内役
- 6 日本という鏡
第一章 「地中海リゾート」だけでは、何も見えない
- 1 クリシェ①「地中海リゾート」──その海が、見てきたもの
- 2 クリシェ②「よく知らない北アフリカ」──ローマと、覇を競った地
- 3 クリシェ③「厳しいアラブの国?」──青いミントティーの、穏やかさ
- 4 三つのクリシェの、その奥へ
第二章 チュニジアの人々の一日を歩く
- 1 朝 ――ミントティーと、アザーンと
- 2 昼前 ――スークの喧噪と、市場の値段
- 3 昼下がり ――礼拝と、カフェと、決めかねる海
- 4 夕方 ――地中海に沈む光と、それぞれの帰り道
- 5 夜 ――五つの食卓と、ひとつの空
第三章 銀の木と、ハリッサの食卓
- 1 世界有数の、銀の海
- 2 収穫は、家族の祭り
- 3 絞りたての、緑の火
- 4 食卓の主役たち
- 5 朝の一杯と、路地の湯気
- 6 唐辛子の赤、豆のスープ
- 7 海と、砂漠と、青の茶
- 8 祖母の指と、若者の食卓
- 9 一枚の皿を、囲む
- 10 混じりあう、ということ
- 11 名前を、取り戻す
- 12 豊かさの、影
- 13 旅の食卓で
第四章 ローマと、覇を競った地
- 1 海から来た人々
- 2 ローマと、覇を競う
- 3 ローマの、二度目のカルタゴ
- 4 砂漠から来た、新しい祈り
- 5 アラブになり、ベルベルであり続ける
- 6 海を渡ってきた支配と、青い扉
- 7 日本という国の、地層と重ねて
- 8 過去を、どう抱えるか
- 9 旅する人へ、そっと
第五章 サハラの、入り口で
- 1 オアシスという水の建築
- 2 塩の湖と蜃気楼
- 3 地面に潜る家
- 4 「自由な人々」アマジグ
- 5 サハラの入り口の夜
- 6 砂漠の星空
第六章 路地の迷宮と、祈り
- 1 迷宮の街メディナ
- 2 祈りの時刻と、世俗の日常
- 3 金曜日の集団礼拝
- 4 聖人廟という、もう一つの祈り
- 5 隣人だったユダヤ人の記憶
- 6 日本から見た、祈りと日常の距離
- 7 ハンマームという、もう一つの井戸端
第七章 一人の若者から、始まった
- 1 内陸の、小さな町で
- 2 波紋が、広がる
- 3 アヴェニューの、あの日
- 4 そして、地域へ
- 5 同じ冬を、別の場所で
- 6 声を上げる、ということ
- 7 訪れる人へ、静かに
第八章 シディ・ブ・サイドの、坂
- 1 聖者の名を持つ丘
- 2 青い扉に打たれた鋲
- 3 見晴らしのカフェで
- 4 ハビーブの油と、地に足のついた時間
- 5 ジャスミンを売る青年
- 6 観光という、揺れやすい柱
- 7 旅する者への、小さな助言
第九章 自由と、パンのあいだで
- 1 自由に、パンがついてこなかった
- 2 数字が裏づける重さ
- 3 海の向こうという選択
- 4 残ったヤスミンの声
- 5 残された親たちの畑
- 6 揺れ動く、いまの政治
- 7 叔父の家の食卓
第十章 進んだ、女性の地位
- 1 一九五六年の身分法
- 2 日本の参政権と、線が引かれた時代
- 3 教育という、もう一つの柱
- 4 畑で働く女たち
- 5 あの春の、真ん中にいた女たち
- 6 二つの国の、進み方の違い
- 7 粉まみれの手から手へ
第十一章 残るか、海を渡るか
- 1 海の向こうの、明かり
- 2 「渡る」という言葉の重さ
- 3 それでも、残る者たち――ヤスミンの選択
- 4 銀色の畑からは見えるもの――ハビーブの目
- 5 古い人の、静かな祈り――ジェッダ・アイシャ
- 6 テック、起業、アート――もう一つの「渡り方」
- 7 共同の仕事場で――ある若い起業家
- 8 待たされる、青春
- 9 渡るのは、行き場のない者だけではない
- 10 日本の若者と、重ねてみる
- 11 それでも、帰ってくる者もいる
- 12 旅の途上で、若者と話すなら
第十二章 マルーフと、祝いの日
- 1 一杯のミントティーから
- 2 祝いの日──断食のあとの、朝
- 3 もう一つのイードと、犠牲の意味
- 4 預言者の誕生日と、カイルアンの甘い粥
- 5 結婚の祝い──ヘナの夜と、女たちの声
- 6 海辺の祝い、砂漠の祝い、そして小さな島の巡礼
- 7 音楽が、政治より古いこと
第十三章 チュニスの、外へ
- 1 港町スース
- 2 働く街スファックス
- 3 聖地カイルアン
- 4 砂漠のオアシスと、先住の人々
- 5 島の古い隣り合い、ジェルバ
- 6 始まりの町、シディ・ブジド
第十四章 カルタゴと、オリーブの縁
- 1 石に刻まれた縁
- 2 油に刻まれた縁
- 3 人から人へ手渡す糸
- 4 開発協力という筋
- 5 図書館の写真に見た自由
- 6 細い糸は、切れない
第十五章 春を、生きるということ
- 1 アヴェニューのカフェで
- 2 血の重みを持つ自由
- 3 メフディの、静かな声
- 4 一つの声では言い表せない政治
- 5 ハビーブの木の話
- 6 日本を、裏側から見る
終章 青い扉の、向こうに
- 1 五人の、最後の横顔
- 2 答えを用意しない、という誠実さ
- 3 手渡された、一枚の鏡
- 4 扉の向こうの明かり
実践編A はじめてのチュニジア旅行
- 1 旅の「大きさ」を、先に決める
- 2 小さな旅──チュニス周辺だけを、深く
- 3 中くらいの旅──聖地と、海を加える
- 4 長い旅──砂漠と、島まで
- 5 季節を選ぶ──地中海と、砂漠の二つの顔
- 6 入国と、お金と、移動
- 7 スークと、ミントティーと、人との距離
- 8 泊まる場所と、持ち帰るもの
- 9 食卓に、旅の半分がある
- 10 持ち物と、健康と、つながり
- 11 少しの言葉が、扉を開ける
- 12 治安と、心構えと、話題
実践編B 暮らす・関わる
- 1 住むための、入り口――ビザと滞在
- 2 どこに、どう住むか
- 3 暮らしの、リズム
- 4 関わりの、四つの道
- 5 人と、どう付き合うか
- 6 信仰への、まなざし
- 7 「春」のあとを、生きる隣人として
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 お金のこと
- 2 言葉のこと
- 3 ミントティーとスークの作法
- 4 服装とモスクのこと
- 5 写真と、人の尊厳
- 6 健康と、安全
- 7 デリケートな話題への配慮
- 8 楽しむための、最後の心構え
参照資料
奥付