北朝鮮のリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ いちばん近くて、いちばん見えない国
- 1 近くて、見えない、という逆説
- 2 三つの、紋切り型
- 3 体制と、人々を、分けて見る
- 4 「分からない」から、始めること
- 5 五人の、案内役
- 6 隣人の、もう半分
- 7 見えない国を、見ようとして
第一章 「怖い国」でも「哀れな民」でもなく
- 1 「怖い独裁国家」という像
- 2 「洗脳された、哀れな人々」という像
- 3 「ミサイルのニュースの国」という像
- 4 「分からない」と、体制と人を分けること
- 5 五人の、案内役
- 6 面白がらず、見世物にせず
第二章 北朝鮮の人々の一日を、想像する
- 1 夜明け前──放送が、一日を起こす
- 2 朝──それぞれの「働く」へ
- 3 昼──食べること、それがすべての中心
- 4 昼下がりの、鏡──情報という、見えない落差
- 5 午後から夕へ──建前の時間と、生きる時間
- 6 夜──灯りの下で、それぞれの終わり
第三章 チャンマダンの、たくましさ
- 1 建前と、現実
- 2 女たちの市場
- 3 したたかさの、細部
- 4 日本の暮らしと、鏡のように
- 5 見えないものを、見ようとして
第四章 38度線は、どこから来たか
- 1 ハラボジと、もともと一つだった国
- 2 三十五年の、植民地支配
- 3 「解放」と、その裏で引かれた線
- 4 線が、固まっていく
- 5 朝鮮戦争という、傷
- 6 終わっていない、戦争
- 7 引き裂かれた、家族
第五章 飢えた、あの日々
- 1 配給が、止まった日々
- 2 なぜ、飢えは深まったのか
- 3 どれだけの人が、亡くなったのか
- 4 それでも、人は動いた
- 5 母たちが、変わったとき
- 6 日本にも、あった飢えの記憶
- 7 語り継がれる、記憶のかたち
- 8 外から、どう知るのか
第六章 指導者と、人々のあいだ
- 1 銅像の前で、頭を下げる
- 2 バッジと、肖像と、名前
- 3 生活のなかに、細かく
- 4 「空気」ということ
- 5 どのようにして、この空気は生まれたのか
- 6 建前を生きる、ということ
- 7 チョルスの、ためらい
- 8 見下さないこと、美化しないこと
- 9 悲しみは、どこまでが本物か
- 10 子どもたちの、はじまり
- 11 一枚岩では、ないということ
- 12 そもそも、なぜ私たちはこれを知っているのか
- 13 チョルスの、夜
第七章 母が、家族を食べさせる
- 1 男は職場へ、女は市場へ
- 2 一日、市場に立つ
- 3 「食べさせる」という、いちばん重い言葉
- 4 台所と、市場と、家族と
- 5 世代を、こえて
- 6 支えられ、そして疑われて
- 7 見えないことを、正直に
- 8 それでも、母は起きる
第八章 ショーウィンドウの、内と外
- 1 チョルスの、平壌の朝
- 2 ヨンヒの、地方の朝
- 3 住む場所が、分けるもの
- 4 見せるための、街のなりたち
- 5 見えるものと、見えないもの
- 6 金村さんの、居心地の悪さ
- 7 分断の、両側から
- 8 食卓の、灯りの下で
第九章 「分からない」に、誠実であること
- 1 三つの声しか、届かない
- 2 貴重な声に、そっと添えるべき但し書き
- 3 いちばん、扱いに困る沈黙
- 4 数字という、頼りない杖
- 5 内側から見れば、私たちも「分からない国」
- 6 「知りたい」の裏側にあるもの
- 7 日本という鏡――情報のなかで、見えなくなるもの
- 8 反対側から――「分からない」が、免罪符にならないために
- 9 それでも、想像することをやめない
第十章 ミサイルの、向こう側
- 1 事実の輪郭と、数字の霧
- 2 終わっていない、戦争
- 3 『狂気』でも『正義』でもなく
- 4 盾と、その代償
- 5 矢印の、向こう側の暮らし
- 6 恐れが、恐れを呼ぶ構造
- 7 議論から、消える顔
- 8 地上の高さから、見る
第十一章 こっそり見る、韓国ドラマ
- 1 外から来る、細い水路
- 2 たわいなさに、宿る代償
- 3 窓が運ぶ、光と隙間風
- 4 自由に見られる、私たちの日常
- 5 型に、はめないために
- 6 証言の、届く範囲
第十二章 それでも、笑う
- 1 市場のはずれの、笑い声
- 2 食卓の、ささやかな贅沢
- 3 祝い事という、区切り
- 4 季節と、遊びと、歌
- 5 こっそりの、物語
- 6 建前の外側で、笑う
- 7 遠いようで、近い
- 8 幸せの宣伝と、本物の喜びを、分けて
- 9 想像する、ということ
第十三章 平壌の、外へ
- 1 地方という、もう一つの現実
- 2 都と、地方のあいだの落差
- 3 冬と、寒さと、暖の工夫
- 4 農村の、土に近い暮らし
- 5 動くこと、つながること
- 6 国境の川、行き交うもの
- 7 川を越える、という選択
- 8 「行けない」という前提で、想像する
- 9 のっぺりした絵を、こわす
第十四章 国交なき、隣人
- 1 国交がない、ということ
- 2 植民地という、始まりの傷
- 3 海を渡った人々――「帰国事業」という記憶
- 4 拉致という、深い傷
- 5 「体制がしたこと」と「人々」を、どう分けるか
- 6 在日という、もう一つの糸
- 7 金村さんが、海を渡った日のこと
- 8 反対側から――北朝鮮の人々にとっての、日本
- 9 私たちの側の、見え方について
- 10 それでも、隣人であること
第十五章 もう半分の、同じ民族
- 1 一つだったもの
- 2 遠い国、ではなく
- 3 四人の、それぞれの「南」
- 4 変わる日のことを、断定せずに
- 5 日本にとっての、深い問い
- 6 反対側から見れば
- 7 外から、想像する手がかり
終章 暗い衛星写真の、下に
- 1 三つの、紋切り型
- 2 五人の、輪郭
- 3 その後を、想像する
- 4 確かめられない、ということ
- 5 もし、線が、違っていたら
- 6 二つを、同時に、抱える
- 7 夜が明けるまで
実践編A 北朝鮮を「知る」ということ
- 1 まず、「行けるのか」という問いから
- 2 「知る」を、実践編にする
- 3 まず、自分の思い込みを、点検する
- 4 手がかり① 脱北した人々の、証言と手記
- 5 手がかり② 信頼できる研究と、報道
- 6 手がかり③ 韓国で、分断の"現場"に立つ
- 7 手がかり④ 映像と、しかし慎重に
- 8 手がかり⑤ 言葉と、文化という、細い橋
- 9 誠実に「知る」ための、いくつかの作法
- 10 「行けない」からこそ、想像する
実践編B 分断を、隣で考える
- 1 分断は、行ける場所にある──板門店とDMZ
- 2 分断は、会える人のなかにある──離散家族という傷
- 3 分断は、隣にいる人のなかにある──脱北者という隣人
- 4 分断は、当事者にとっても、単純ではない
- 5 分断は、日本の足元にもある
- 6 消費するのでなく、隣人として
実践編C 実用Q&A・誤解を解く
- 1 人々についての誤解を解く
- 2 情報の見わけ方
- 3 「怖い国」という印象と向き合う
- 4 歴史の傷と、いまの暮らし
- 5 核と、その下の暮らし
- 6 言葉と、家族の記憶
- 7 拉致問題と向き合う
- 8 私たちにできること
参照資料
奥付