パナマのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ 二つの海と、閘門をくぐる巨大船
- 1 「運河の国」の、その先
- 2 通り道であることの重さ
- 3 色とりどりの暮らし
- 4 日本と重なるところ
- 5 五人の道案内
- 6 スコールのあとで
第一章 「運河の国」だけでは、何も見えない
- 1 一枚目のクリシェ――「運河だけの国」
- 2 運河は「心臓」だが、体は運河だけではない
- 3 二枚目のクリシェ――「パナマ帽の国」
- 4 「通り道」の国が、自分の手で舵を握るまで
- 5 三枚目のクリシェ――「よく知らない中米」
- 6 「パナマはこうだ」と言った、そのそばから
- 7 港さんの、帰りの飛行機で
第二章 パナマの人々の一日を歩く
- 1 明ける前の運河
- 2 金融街の、白い朝
- 3 旧市街の、路地から
- 4 外から来た目
- 5 昼の熱、正午の街
- 6 ひとつの国の、いくつもの現実
- 7 日本の、鏡として
- 8 夜が来る
第三章 サンコーチョと、多文化の味
- 1 ドニャ・マルタの鍋
- 2 一杯のスープと、国の成り立ち
- 3 カリブ側の、ココナッツの味
- 4 太平洋の魚市場
- 5 世界の食が流れ込む街
- 6 船の上の台所
- 7 日本の食卓と重ねて
第四章 二つの海を、つなぐ夢
- 1 白い帆が来る前の、地峡
- 2 「二つの海をつなぐ」という、他所者の夢
- 3 富が通り過ぎる土地、という宿命
- 4 コロンビアの片隅として
- 5 三百五十年、消えなかった一本の線
- 6 森の奥から、海の島へ
- 7 「珍しい民族」ではなく、隣人として
- 8 日本の私たちが、鏡に見るもの
- 9 二つの海のあいだで
第五章 密林と、病と、犠牲のうえに
- 1 蚊が打ち砕いた夢
- 2 足元の歴史を見つめる
- 3 蚊との闘いと、崩れる山
- 4 丘の上の墓地
- 5 日本の土木の記憶
- 6 生き延び、根を張った人々
- 7 雨のあがった密林で
第六章 水の階段と、水先案内人
- 1 海の高さが、違うということ
- 2 箱のなかへ
- 3 一滴の水で、船を動かす
- 4 パナマックスという、世界の物差し
- 5 誰にも、代われない仕事
- 6 通り道を、売り買いする
- 7 まっすぐでない、水路
- 8 掘った人々の、子孫
- 9 日本の、巨きな土木の記憶
- 10 器を大きくしても、残る問い
第七章 パナマシティの、二つの顔
- 1 ガラスの街の、朝
- 2 光の裏にある、影の話
- 3 石畳の街の、夕暮れ
- 4 だが、その裏にも、もうひとつの街がある
- 5 日本の街を、思う
- 6 二つの顔を、歩いてみる
- 7 夜の街灯りと、二つの海
第八章 運河を、取り戻すまで
- 1 二つの旗が、あった街
- 2 独立という贈りもの、あるいは値札
- 3 塀の内と外、そして一九六四年一月
- 4 主権を、少しずつ取り戻す──一九七七年の約束
- 5 一九八九年、いちばん暗い夜
- 6 約束の日──一九九九年、十二月三十一日
- 7 日本の鏡──主権と、大国のはざまで
- 8 反対側から見ると──取り戻したもの、残る問い
- 9 旅の途中で──歴史に、静かに触れる
第九章 モラの島と、ダリエンの緑
- 1 島に移り住んだ人々と、自治
- 2 針を持つ手
- 3 島に迫る海
- 4 道が途切れる場所
- 5 密林のなかへ
- 6 密林を越えていった人々
- 7 日本の島々と重ねて
第十章 針が描く、物語
- 1 普段着としてのモラ
- 2 いつ、どうやって生まれたのか
- 3 孫娘イナポ
- 4 お金になるということ
- 5 模様に込められたもの
- 6 家を縫う女たち
- 7 都会のラケルと、古いモラ
第十一章 物流と、金融と、格差のなかで
- 1 物とお金をつなぐ仕事
- 2 車で二十分の、別のパナマ
- 3 英語という線
- 4 日本の若者と重ねて
- 5 同じテーブルに着く
- 6 夕方の船の列
第十二章 カーニバルと、混じり合う音
- 1 水をかけあう街で
- 2 女王と、疲れと、掃除
- 3 混じり合う音の、地図
- 4 静かな祭りも、ある
- 5 運河は、止まらない
- 6 日本の祭りと、鏡のように
- 7 踊らない人も、いる
- 8 のぞく者の、心得
第十三章 運河の、外へ
- 1 大西洋側の玄関、コロン
- 2 太平洋の漁村
- 3 アスエロ半島
- 4 高原の町ボケテ
- 5 ボカス・デル・トロの島々
- 6 グナの海へ
- 7 旅をする人へ
第十四章 船と、汽笛の縁
- 1 船尾の「PANAMA」
- 2 日本が旗を借りるわけ
- 3 顔の見えない縁
- 4 街角の日本
- 5 運河の常連客
- 6 水が足りなくなるとき
- 7 人と暮らしの縁へ
第十五章 二つの海の、あいだで
- 1 結び目という、場所
- 2 水がなければ、船は通れない
- 3 舵を、握るということ
- 4 混じり合うことを、選ぶ
- 5 同じ流れに、乗らない自由
- 6 日本もまた、二つの海のあいだで
- 7 誇りという言葉の、重さ
- 8 二つの海の、あいだで
終章 閘門の、向こうに
- 1 五人の、その後
- 2 迷いを引き受けるラケル
- 3 次の世代へ渡すカルロス
- 4 針を動かし続けるナナ・イリア
- 5 太鼓を教えるホルヘ
- 6 日本へ帰る港さん
- 7 結び目に生きるということ
- 8 日本の私たちが見るもの
実践編A はじめてのパナマ旅行
- 1 旅の前に知っておきたいこと
- 2 短い旅──パナマシティで、二つの海の結び目を体感する
- 3 中くらいの旅──島へ、あるいは高原へ、もう一歩
- 4 たっぷりの旅──二つの海岸を、ぐるりと
- 5 運河見学を、いちばん楽しむために
- 6 治安と、体のこと
実践編B 暮らす・関わる
- 1 住む前に――ビザと滞在、そして「リタイア移住先」という顔
- 2 住まいと、暮らしの財布
- 3 運河とともに働く――カルロスの朝
- 4 商いでつながる――港さんの実務
- 5 金融の街で――ラケルの現実
- 6 人々との付き合い方――十字路の作法
- 7 格差という、消えない手触り
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 お金のこと
- 2 言葉のこと
- 3 運河を見る
- 4 移動と、季節
- 5 モラを買う
- 6 食べること
- 7 写真のマナー
- 8 健康と、安全
- 9 デリケートな話題と、向き合い方
- 10 最後に
参照資料
奥付