ブルネイのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ 川辺の水上集落と、金のドームと、深い森
- 1 平和の住処という名
- 2 「石油の金持ち小国」という像
- 3 ひとつではない国
- 4 いくつかの問い
- 5 五人の案内役
- 6 遠い国から見えるもの
- 7 夜明けの川へ
第一章 「石油の金持ち小国」だけでは、何も見えない
- 1 石油の富と、心配のない暮らし
- 2 スルタンという中心
- 3 森と川、隠れていた素顔
- 4 この国のイスラム
- 5 静けさの、もう一つの名前
- 6 一枚の絵から、幾重もの層へ
- 7 五人の道案内
第二章 ブルネイの人々の一日を歩く
- 1 夜明け──ハジ・オスマンの川
- 2 夜明け──ハキムの目覚まし
- 3 朝──ヌルルの支度と、谷さんの通勤
- 4 昼──それぞれの仕事、そして礼拝の区切り
- 5 午後──街と、そのすぐ背後の森
- 6 夕方──日没の礼拝と、家路
- 7 夜──五度目の声と、川面の祈り
第三章 アンブヤットと、南シナ海の恵み
- 1 アンブヤットという主食
- 2 ナシ・カトクと夜市
- 3 ハラルという食卓の芯
- 4 断食月の食卓
- 5 家族で囲む食卓
- 6 中国系や内陸の食
- 7 食べることの、手前と後ろ
第四章 ボルネオを治めた、スルタン
- 1 国名とイスラムの到来
- 2 黄金時代のスルタン
- 3 翳りの始まり
- 4 ブルック家と領土の浸食
- 5 石油という転機
- 6 戦争という嵐
- 7 独立と、国のかたち
- 8 日本という鏡、歴史の場所
第五章 税なし、学費なし、医療費なし
- 1 石油とガスという土台
- 2 住まいと医療、学びを支える手
- 3 逆向きに流れるお金
- 4 光と影
- 5 地面の下は無限じゃない
- 6 福祉の届く先
- 7 老いを支える二重の手
第六章 祈りと、戒律の、国
- 1 信仰の五つの柱
- 2 断食月と、酒のない街
- 3 新しい世代の祈り
- 4 マレー・イスラム王政という国是
- 5 法となった信仰
- 6 内と外、ふたつの景色
- 7 漁師の信仰、国の中の少数派
- 8 信仰と法のあいだ
第七章 金のモスクと、東洋のベニス
- 1 川の上の朝、五百年の水上集落
- 2 職人たちの水上の町
- 3 江戸と大阪、失われた水の都
- 4 陸へ移る人々
- 5 川を渡って、陸の顔へ
- 6 金と信仰のかたち
- 7 酒のない夜のにぎわい
- 8 マングローブの森と、その先へ
第八章 手つかずの、熱帯雨林
- 1 テムブロンという、飛び地の森
- 2 天蓋の上の、緑の海
- 3 石油が、森を守った逆説
- 4 国境を越えた「ボルネオの心臓」
- 5 虫を食べる草と、名もなき生き物
- 6 長い家に、残る人と、去る人
- 7 日本の森と、パーム油の話
第九章 富が、尽きる前に
- 1 『あたりまえ』の足もとを、覗く
- 2 いま使うか、遺すか——国の貯金という問い
- 3 半世紀のパイプでつながる、二つの国
- 4 少なく、深く——観光・ハラル・教育という道
- 5 『誰かが、最初にやらないと』
- 6 信仰のなかで、選びなおす二つの声
- 7 日本という、少し先を歩いた鏡
第十章 ヴェールと、学びと
- 1 数字が裏切る、『女性は学ばない国』のイメージ
- 2 一枚の布に、宿る信仰とおしゃれ
- 3 祈りと、仕事と、家族の一日
- 4 『恥ずかしくなった』とつぶやいた日本人
- 5 ひとりの人として、見るということ
- 6 日本の女性と、重なる横顔
第十一章 守られた国の、若者たち
- 1 『政府の仕事を待つ』という一本道
- 2 小さな商売という、一歩
- 3 静けさのなかの、彼女の選択
- 4 外国を知った、まなざしの先に
- 5 日本の若者と、重なる横顔
- 6 老いた漁師が見る、いまの若者
- 7 石油の次を、皿洗いする世代
- 8 森のふちの、若さのかたち
第十二章 イードと、王宮の開放
- 1 断食月という一か月
- 2 夜を彩るプリタの灯り
- 3 イードの前夜
- 4 礼拝と、許しを請う朝
- 5 王宮の開放
- 6 オープンハウスの家々
- 7 変わりゆく祝い方
- 8 祈りの積み重ねの上に
第十三章 首都の、外へ
- 1 地図の上で、二つに割れた国
- 2 橋が変えた飛び地
- 3 森の長い家
- 4 森の天井の上で
- 5 石油のはじまりの町
- 6 湖のほとりの、古い民
- 7 海辺の漁村
- 8 首都の外にある、もうひとつの国
第十四章 LNGと、静かな縁
- 1 縁のはじまり、工場を立ち上げた人たち
- 2 谷さんと、同僚たちの流儀
- 3 ガスだけではない、いくつもの糸
- 4 資源のない国と、資源の国
- 5 きれいごとではない縁
- 6 それぞれの目に映る縁
- 7 旅人へ、地味な風景の見方
- 8 見送る朝に
第十五章 平和の住処の、これから
- 1 富をどう分けるか
- 2 信仰という、いちばん慎重な場所
- 3 富が守った森
- 4 世界から見えない国
- 5 均衡を受け継ぐ世代
- 6 国のなかの、見え方の違い
- 7 日本への、静かな問いかけ
- 8 夕暮れの川辺で
終章 川面に、祈りが映る
- 1 この旅を振り返って
- 2 もうひとつの豊かさのかたち
- 3 光と影、その両方を
- 4 五人の、その後
- 5 谷さんが持ち帰ったもの
- 6 平和の住処へ
実践編A はじめてのブルネイ旅行
- 1 静かな国を歩くために
- 2 酒・服装・気候・移動の基本
- 3 短い旅:首都とモスク、水上集落
- 4 中くらいの旅:食と信仰、若い世代
- 5 長い旅:熱帯雨林の奥へ
- 6 暮らしの安心と、健康への備え
- 7 旅のマナーと、繊細な話題
- 8 旅の終わりに
実践編B 暮らす・関わる
- 1 滞在の手続きと、住まい・お金の感覚
- 2 治安と、静けさに慣れるまで
- 3 子どもの教育と、暮らしのリズム
- 4 人とのつながり、暮らしの細部
- 5 仕事を通じて関わる――LNGと森
- 6 先住民への敬意と、現地の人と働くこと
- 7 戒律をめぐる話題と、人づきあいの作法
- 8 客として暮らすということ
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 お金と両替のこと
- 2 言葉とあいさつのこと
- 3 体にまつわる小さな作法
- 4 モスクと、祈りの場のこと
- 5 お酒と、食べもののこと
- 6 断食月(ラマダン)のこと
- 7 写真のマナー
- 8 服装と、移動のこと
- 9 体調と、安全のこと
- 10 デリケートな話題との、向き合い方
参照資料
奥付