ケニアのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ 高地の涼しさと、サバンナの土と、携帯の着信音
- 1 着信音で、お金が動く
- 2 三つの思い込み
- 3 「アフリカ」は一つではない
- 4 二枚の鏡
- 5 旅の道連れ、五人
- 6 この本の立ち位置
- 7 出発の時間
第一章 「サファリと貧困」だけでは、何も見えない
- 1 一枚目 ――「サファリの国」を、裏返す
- 2 二枚目 ――「貧しく、援助が必要な国」を、裏返す
- 3 三枚目 ――「マラソンの国」を、裏返す
- 4 三枚を裏返して、見えてくるもの
第二章 ケニア人の一日を歩く
- 1 夜明け前──牛が起こす朝と、目覚ましが起こす朝
- 2 通勤という戦争──「ジャム」と、マタツと
- 3 お金が、着信音になる国──エムペサの一日
- 4 午前──それぞれの仕事場で
- 5 昼──同じ国の、違う食卓
- 6 午後──動き続ける街と、傾く陽
- 7 夕暮れ、そして教会──一日を束ねるもの
- 8 夜──同じ空の下で
第三章 ウガリと、ニャマ・チョマと、チャイ
- 1 練り上げる、白いかたまり
- 2 分け合うための、青菜
- 3 手を伸ばせば、そこに皿がある
- 4 特別な日の、煙
- 5 路上で食べる、朝と昼
- 6 世界に売る茶と、家で飲む茶
- 7 市場という、生きた心臓
- 8 一日の終わりの、食卓
第四章 自由の、代償
- 1 潮の道──海がつないだ千年
- 2 分けられた大陸
- 3 奪われた土地
- 4 「自由」という言葉
- 5 森の戦い──最も重い記憶
- 6 ウフル──自由の日
- 7 自由の、代償
- 8 記憶を、受け継ぐということ
第五章 多様さという、宝と、火種
- 1 「あなたは、どこの人?」
- 2 四十を超える、という多様さ
- 3 多様さは、宝である
- 4 なぜ、宝が火種にもなったのか
- 5 二〇〇七年の暮れ、そのあとに起きたこと
- 6 傷のあとに、人々が選んだこと
- 7 日本という鏡に、映してみる
- 8 旅する人、暮らす人へ——静かな観察のために
第六章 地球が、割れる場所
- 1 割れつづける大地
- 2 私たちは、この谷から来た
- 3 血のように赤い湖
- 4 ヌーの、途方もない旅
- 5 赤道の上の、雪
- 6 見る側と、暮らす側
- 7 自分たちで、守り、稼ぐ
- 8 雨が、来ない
- 9 サファリとは、待つことだった
- 10 大地の、ふところ
第七章 銀行がなくても、お金は動く
- 1 エムペサという発明
- 2 なぜ、いまケニアで
- 3 「進んでいなかったから」という逆説
- 4 停電と汚職という壁
- 5 シリコン・サバンナの広がり
- 6 届かない場所も、ある
- 7 市場の女性の物語
- 8 日本という、もうひとつの鏡
第八章 牛とともに、生きる
- 1 牛は、財産であり、家族であり、暦である
- 2 マサイだけではない──牧畜の民の、いくつもの顔
- 3 年齢で結ばれる、社会
- 4 移動する、という生き方
- 5 揺れる大地──土地が、囲われていく
- 6 干ばつ──空が、約束を破る
- 7 サファリという、まなざし
- 8 保護区を、自分たちの手で──一つの答え
- 9 子には、学校を──サイモンの選択
- 10 日本もまた、同じ道を歩いた
- 11 家を建て、群れを支える──女たちの手
- 12 変わりながら、続いていく
- 13 旅する人へ──まなざしを、点検する
第九章 一つの国の、いくつもの顔
- 1 面積は、日本の一・五倍
- 2 キスムの朝市
- 3 高地の茶畑
- 4 海の街、モンバサへ
- 5 北の乾いた大地
- 6 一つの国になった理由
- 7 日本という鏡
- 8 旅する人へ
第十章 みんなで、引っぱる
- 1 信じることが、日常のなかにある国
- 2 教会が、教会だけではない理由
- 3 チャマ──台所から生まれる、小さな銀行
- 4 一人の子を、みんなで育てる
- 5 海のほうの、静かな信仰
- 6 ハランベー──「みんなで、引っぱれ」
- 7 助け合いの、光と、重み
- 8 ハクナ・マタタ、という構え
- 9 日本との、近さと、遠さ
- 10 旅する人が、出会えるもの
第十一章 シリコン・サバンナの、世代
- 1 若い国、という事実
- 2 「シリコン・サバンナ」という言葉
- 3 携帯の中に、世界がある
- 4 教育という、熱
- 5 苛立ちの、ゆくえ
- 6 「ハッスル」という生き方
- 7 「ここを出たい」と「ここを変えたい」
- 8 日本の若者と、重ねてみる
- 9 この若さが、未来を決める
- 10 旅の途中で、若者に会うということ
第十二章 高地が、育てる走り
- 1 なぜ、ここから、これほど走る者が生まれるのか
- 2 貧しさのなかから、伸びる一本の道
- 3 世界を、ひとりの男が変えた朝
- 4 合宿という、静かな戦場
- 5 学校と、走りを見いだす人たち
- 6 光の裏側にある、過酷な競争
- 7 日本と、ケニアの走者たちの、深い縁
- 8 走ることは、この国の何を映しているか
- 9 高地の町を、訪ねてみるなら
- 10 夜明けの道を、また、影が流れていく
第十三章 サッカーと、音楽と、ニャマ・チョマ
- 1 炭火を囲むということ
- 2 サッカーの、あの熱
- 3 音楽が、鳴りやまない
- 4 日曜日は、教会へ
- 5 伝統の祝祭と、家族の外出
- 6 ムゼー・カマウの、静かな日曜
- 7 日本の週末と、ケニアの週末
- 8 旅の途中で、その輪に触れる
第十四章 ナイロビの、外へ
- 1 海の街、モンバサ――アフリカでいちばん古い顔の一つ
- 2 湖のほとり、キスム――アチエンのふるさと
- 3 高地の緑――茶畑と、ムゼー・カマウの故郷
- 4 地球の割れ目、大地溝帯――湖と、火山と、フラミンゴ
- 5 サバンナの海、マサイマラ――サイモンの大地
- 6 乾いた北へ――ラクダと、井戸と、忍耐の地
- 7 一つの国であるということ
第十五章 マラソンと、開発と、これから
- 1 走る国と、走らせる国
- 2 半世紀の、つきあい
- 3 モンバサの、港で
- 4 TICADという、場
- 5 花と、豆と、日本の食卓
- 6 学び合う、ということ
- 7 これから、重みを増すもの
- 8 空港で
終章 多様さを、束ねて
- 1 一枚の絵には、収まらなかった
- 2 格差を、抱えたまま
- 3 若さという、力
- 4 遠い国を知ると、自分の国が見えてくる
- 5 五人は、いまも
- 6 多様さを、束ねて
実践編A はじめてのケニア旅行
- 1 気候──赤道直下なのに、涼しい
- 2 入国の準備──ビザ、予防接種
- 3 移動の仕組み──国内線とサファリツアー
- 4 通信と、モバイル送金という魔法
- 5 安全に旅するために
- 6 短い旅──ナイロビと、一度のサファリ
- 7 中くらいの旅──サバンナと、大地溝帯の湖
- 8 長い旅──海岸のスワヒリ文化と、ケニア山
- 9 旅を、対等な目で
実践編B 暮らす・駐在・関わる
- 1 住む資格を得る――ビザと在留
- 2 住まいと、安全との折り合い
- 3 停電と、水と、通信と
- 4 現金のいらない暮らし――モバイル送金の日常
- 5 健康を守る――マラリアと、医療との付き合い
- 6 暮らしの値段――コストの手ざわり
- 7 働くこと、関わること――ハブでの機会
- 8 街を移動する――渋滞と、運転手と
- 9 暮らしを支える人々と、家族の日々
- 10 二つの時間、二つの誠実――暮らしの流儀
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 お金のこと
- 2 モバイル送金――「銀行がなくても、お金は動く」
- 3 言葉とあいさつ――スワヒリ語のひとかけら
- 4 敬意とマナー――信仰と、年長者と、助け合い
- 5 時間の感覚――「アフリカン・タイム」とどう付き合うか
- 6 写真のマナー――撮っていいもの、いけないもの
- 7 健康と安全
- 8 緊急時
- 9 デリケートな話題との、向き合い方
参照資料
奥付