エチオピアのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ コーヒーの香りと、高原の風と、独自の暦
- 1 高原の風
- 2 時間と、暦の話
- 3 三つの、うっすらとした像
- 4 二つの、鏡
- 5 五人の、案内役
- 6 まずは一杯、どうぞ
第一章 「飢饉の国」だけでは、何も見えない
- 1 一つ目の思い込み──「飢饉と貧困の国」
- 2 二つ目の思い込み──「マラソンの国」
- 3 三つ目の思い込み──「アフリカのどこかの国」
- 4 憐れみから、驚きへ、そして敬意へ
第二章 エチオピア人の一日を歩く
- 1 目覚めの三十分――井上さんの戸惑い
- 2 香りで始まる朝――マアザの祈りとコーヒー
- 3 アラームと渋滞――ダウィットの朝
- 4 動きだす首都
- 5 村の夜明け――ゲメチュ
- 6 正午のコーヒーセレモニー
- 7 井上さん、もてなしに触れる
- 8 日暮れ、また祈りへ
第三章 インジェラと、コーヒーと、断食
- 1 一枚の、灰色の円
- 2 市場の、色と匂い
- 3 手が、食器になる
- 4 食べさせ合う、という愛情
- 5 肉を、断つ日
- 6 日々の一皿と、祝いの食卓
- 7 インジェラの、ない食卓
- 8 香りが、招く
- 9 母から、娘へ
- 10 旅する人の、ための小さな心得
- 11 分け合う、という食卓
第四章 アドワの、勝利
- 1 祖父が見た、アドワの戦い
- 2 アドワより古い、二千年の文明
- 3 占領と、皇帝の時代
- 4 一九七四年、帝政の終わり
- 5 一九八四年の飢饉
- 6 デルグの終わりと、静かな振り返り
- 7 旅する者への言葉
第五章 十三の月と、六時間の、ずれ
- 1 七年、遅れているのではない
- 2 十三の月がある国
- 3 夜明けから、数える
- 4 ゲエズ文字という、もう一つの財産
- 5 マアザの、断食の食卓
- 6 祭りの、まぶしさ
- 7 祈りの声は、一つではない
- 8 日本の、信仰との距離
- 9 もう一度、マアザの台所で
第六章 世界に、コーヒーを贈った国
- 1 ヤギ飼いの、気づき
- 2 生豆から、始めるということ
- 3 急がない、という文化
- 4 一杯の裏に、小さな畑がある
- 5 国際価格という、天気
- 6 誇りは、豆を、超えていく
- 7 「モカ」という名の、遠い縁
- 8 豆を、ばらばらにしない仕組み
- 9 旅する人へ――一杯を、断らないこと
第七章 「アフリカのライオン」と、呼ばれて
- 1 「ライオン」という、あだ名
- 2 空を飛ぶ、国の誇り
- 3 川をせき止める――ダムという、悲願
- 4 レールが走る――鉄道と、路面電車
- 5 工場と、若い手
- 6 日本の、あの坂道
- 7 誰の、成長だったのか
- 8 光の裏で、たまっていったもの
- 9 二〇二〇年、北で
- 10 それでも、和解へ
- 11 変わらなかった、時間
- 12 走りつづける、街で
第八章 人類の、ゆりかご
- 1 「あなたは、すばらしい」という名の、祖先
- 2 天空の国──三千メートルの「屋根」
- 3 灼熱の底──ダナキルという、異世界
- 4 大地の、裂け目
- 5 この国だけの、いのちたち
- 6 高原が、走る人を育てる
- 7 旅の途中に、大地を感じる
- 8 例外という、ほんとうの姿
- 9 ゆりかごの、上に立って
第九章 多様さを、どう束ねるか
- 1 八十を超える、ということ
- 2 古い、束ねる知恵
- 3 「民族連邦制」という、独特の答え
- 4 光と、影は、同じ根から
- 5 若者たちの、声
- 6 首都で、村で、二つの顔
- 7 市場の、混ざり合い
- 8 北部の、深い傷
- 9 「一方だけ」を、決して信じない
- 10 旅する人、関わる人へ、静かに
- 11 日本の私たちが、鏡に映すもの
- 12 束ねるのは、制度ではなく
第十章 祈りと、コーヒーと、大家族
- 1 二百日近い、断食の国
- 2 水の、祭り
- 3 隣りあう、祈り
- 4 大家族という、器
- 5 誇りという、背骨
- 6 誇りの、影も
- 7 コーヒーが、結び目になる
第十一章 誇りと、世界の、あいだで
- 1 若い国、ということ
- 2 「外へ」という夢と、その重さ
- 3 画面のなかの、独自の文字
- 4 起業という言葉
- 5 つながらない日
- 6 傷の記憶と、同じ世代
- 7 誰も、悪者にしないために
- 8 女性たちの、もう一つの未来
- 9 農村の若者、ゲメチュの弟
- 10 老いた人の目に、映るもの
- 11 日本の若者と、重ねてみる
- 12 誇りを、次の時代へ
第十二章 高原が、育てる走り
- 1 裸足の、金メダル
- 2 なぜ、高原は走る者を育てるのか
- 3 走ることは、希望である
- 4 日本と、この国の、走りの縁
- 5 国じゅうが、テレビの前に
- 6 走る国を、旅するなら
- 7 光と、その裏側と
第十三章 祭りと、コーヒーと、音楽
- 1 白い祭り、火の祭り
- 2 肩で語る踊り
- 3 マアザの、コーヒーの午後
- 4 ダウィットの、金曜の夜
- 5 ゲメチュの、故郷の祝い
- 6 アボ・タデッセの、記憶のなかの祭り
- 7 花咲く、新しい年
- 8 楽しむ、という力
- 9 旅の途中で──楽しみに触れる
第十四章 アディスアベバの、外へ
- 1 首都は、入り口にすぎない
- 2 岩を、掘り抜いた ── ラリベラ
- 3 城のある古都 ── ゴンダール
- 4 一番古い、誇りの源 ── アクスム
- 5 水の生まれるところ ── タナ湖と青ナイル
- 6 世界で最も過酷な、灼熱の底 ── ダナキル
- 7 広い大地の、オロモの土地 ── ゲメチュのふるさと
- 8 ラクダと、地平線 ── ソマリの土地
- 9 城壁のなかの、祈りの町 ── ハラール
- 10 谷ごとに、別の世界 ── 南部の多様な民族
- 11 もう一つの、エチオピア
第十五章 コーヒーと、独立の誇りと
- 1 一粒の豆が、結ぶもの
- 2 走りが、つないだもの
- 3 アフリカの、真ん中で
- 4 近代化の、鏡
- 5 学び合う、ということ
- 6 対等な、隣人として
終章 誇りと、傷と、これから
- 1 この国で、見てきたもの
- 2 三つの、忘れがたい景色
- 3 誇りの、裏側にある傷
- 4 遠い鏡、私たち自身の話
- 5 五人の、その後
- 6 答えのない問いを、抱えて
- 7 三杯目のコーヒー
実践編A はじめてのエチオピア旅行
- 1 独自の暦と時間──旅の、最初の関門
- 2 いつ行くか──高原の、涼しさと、雨
- 3 ビザと入国──最新確認を、必ず
- 4 たどり着くまでと、国内の移動
- 5 行き先を、規模で歩く
- 6 お金と、通信
- 7 コーヒーセレモニーを、楽しむ
- 8 健康──高地、蚊、そして予防
- 9 安全──敬意が、いちばんの安全対策
実践編B 暮らす・駐在・関わる
- 1 住むための入り口──ビザと在留
- 2 住まいと、セキュリティという日常
- 3 独自の暦と、六時間ずれた時間に慣れる
- 4 移動と、家族と、暮らしの手ざわり
- 5 医療──高地と、マラリアと、備え
- 6 コストの感覚──安いようで、そうでもない
- 7 通信──つながる自由と、止まることがある現実
- 8 なぜ、ここで働き、関わるのか──機会のかたち
- 9 誇り高い人々と、どう付き合うか
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 お金と、あいさつのこと
- 2 暦と時間のこと
- 3 コーヒーと、食卓の作法
- 4 信仰と、年長者への敬意
- 5 写真と、市場でのふるまい
- 6 健康と、安全のこと
- 7 重い話題との向き合い方
参照資料
奥付