ペルーのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ 三つの世界を、持つ国
- 1 アンデスの朝
- 2 東の密林へ
- 3 「ペルー」と聞いて
- 4 三つの像の、その先
- 5 この本の歩き方
- 6 夜明けの市場へ、もう一度
第一章 「マチュピチュの国」だけでは、何も見えない
- 1 一枚目の絵――「マチュピチュとインカの、過去の国」
- 2 二枚目の絵――「セビーチェの、おしゃれな食の国」
- 3 三枚目の絵――「政治とテロの、危ない国」
- 4 三枚の絵の、裏側で
第二章 ペルー人の一日を歩く
- 1 市場が目を覚ます──フリアナおばさんの朝
- 2 霧と渋滞のなかで──カルロスの朝
- 3 山の朝、都市の午後──ナイラの一日
- 4 隔たりに、驚く──石井さんの目
- 5 都市の一日と、村の一日
- 6 同じ夜、違う暮れ方
第三章 世界一と、呼ばれる食卓
- 1 白い魚と、緑のライム――セビーチェという国民食
- 2 山から来た宝石――ジャガイモと、四千の顔
- 3 炒める、串を打つ、蒸留する――混ざり合う台所
- 4 アヒ――辛さではなく、色と香り
- 5 森からの、まだ知られざる恵み
- 6 日本の醤油が、なぜ、ペルーの海辺で
- 7 なぜ、この食が「世界一」と呼ばれるのか
- 8 誇りという名の、いちばんの調味料
第四章 砂漠と、天空と、密林と
- 1 ひとことでは言えない国
- 2 冷たい海と、乾いた海岸
- 3 海岸(コスタ)
- 4 山地(シエラ)
- 5 密林(セルバ)
- 6 市場の店先で
- 7 日本と比べてみる
- 8 旅する人へ
第五章 滅ぼされた帝国の、末裔
- 1 文字を持たず、大陸を統べた帝国
- 2 太陽を神とし、大地に生きる
- 3 「文字がなかったから、負けた」のか
- 4 一五三二年――カハマルカの、罠
- 5 剣よりも、病が
- 6 銀の山と、鉱山の闇
- 7 滅びの後の、四十年の抵抗
- 8 混血(メスティソ)という、生まれ方
- 9 だが、それだけでは終わらない
- 10 ナイラの、二つの世界
- 11 フリアナおばさんの、二つの言葉
- 12 「インカの栄光」を、消費しないために
- 13 日本の私たちが、立ち止まるところ
第六章 板挟みになった、村々
- 1 「輝く道」という名前
- 2 ドン・ペドロおじいさんの村
- 3 恐怖が始まる
- 4 もう一つの暴力
- 5 村人たちの、抵抗
- 6 村を、追われる
- 7 都市にも、届いた恐怖
- 8 真実を、明らかにする
- 9 「和解」という、難しい言葉
- 10 日本から見ると
- 11 語られなかったことと、これから
第七章 大統領が、次々と倒れる国
- 1 「また」という、ひとことの重さ
- 2 なぜ、こんなにも、倒れるのか
- 3 フリアナおばさんの、諦めと、怒り
- 4 若者は、政治を、信じない
- 5 ドン・ペドロの、もっと古い記憶
- 6 フジモリという、避けて通れない名前
- 7 石井さんの、宙づりの答え
- 8 ナイラの、もう一つの距離
- 9 汚職を、暴く側の力
- 10 静かな鏡――倒れない国から来た者として
- 11 旅する者、暮らす者へ――静かな注意として
第八章 料理が、国を一つにした
- 1 三つの世界が、一枚の皿に
- 2 混ざり合って、生まれた味
- 3 なぜ、「世界一」と呼ばれるまでになったのか
- 4 食が、誇りを、取り戻させた
- 5 日本の食卓を、鏡にして
- 6 反対側から、見てみる
- 7 旅の途中で、食に出会うなら
第九章 いまも、インカの言葉を話す
- 1 言葉
- 2 色
- 3 祭り
- 4 アイニ
- 5 美しさの、その裏側
- 6 痛みのなかで
- 7 旅する人へ
第十章 聖母と、母なる大地と
- 1 「二つの神さま」ではなく
- 2 征服が、二つの信仰を、一つにした
- 3 有名なのは、クスコの絵
- 4 大地に、母に、捧げる
- 5 アイニ――もらったら、返す
- 6 聖人の祭りは、村ぐるみで
- 7 血のつながりを、超えて
- 8 死んだ人も、家族のうち
- 9 十字架と、山と
- 10 暮らしの、芯にあるもの
第十一章 その多くが、「インフォーマル」
- 1 インフォーマルという働き方
- 2 配達アプリの夜
- 3 「自分でなんとかする」
- 4 格差について
- 5 ナイラの織物
- 6 不安定さという壁
- 7 石井さんの見た街
- 8 きれいにまとめないために
第十二章 なんでも、混ぜてしまう
- 1 「いい加減」に見えたもの
- 2 カルロスの一週間
- 3 混ざり合いの歴史
- 4 「なんとかする」
- 5 笑いと歌
- 6 影の部分
- 7 一年が過ぎて
- 8 旅行者へ
第十三章 食と、祭りと、サッカーと
- 1 何よりの楽しみは、食べること
- 2 アンデスに、太鼓が鳴る――祭りの季節
- 3 聖母と、母なる大地の、祭り
- 4 スタジアムが、揺れる――サッカーへの熱狂
- 5 村の広場に流れる、ワイノの調べ
- 6 泡立つグラス――ピスコ・サワーという誇り
- 7 三つの世界の、雄大な自然
- 8 旅する人の、楽しみのために
- 9 5人の、それぞれの休日
第十四章 リマの外へ
- 1 天空の都、クスコ
- 2 失われた都市、マチュピチュ
- 3 天空の湖、チチカカ
- 4 白い街、アレキパ
- 5 砂に描かれた線、ナスカ
- 6 密林の玄関、イキトス
- 7 砂に眠る、古い神々――北の海岸
- 8 分かれている、一つの国
第十五章 地球の裏の、日系社会
- 1 一八九九年、佐倉丸
- 2 床屋と、雑貨屋と
- 3 消したくない、暗い一章
- 4 日系であること、ペルー人であること
- 5 「エル・チーノ」――日系の、大統領
- 6 功と、罪と――断じない、ということ
- 7 一皿の上の、日本
- 8 銅と、技術と、これからの縁
- 9 二つの国が、学び合うもの
- 10 旅する者へ――縁を、たずねて
終章 混ざり合って、一つになる
- 1 リマの朝
- 2 二つの朝を結ぶもの
- 3 駐在の日々
- 4 混じり合うことの痛み
- 5 駐在の終わりに
- 6 日本から見る
- 7 あの五人
- 8 多様なものが、一つになる
実践編A はじめてのペルー旅行
- 1 まず、いちばん大事なこと――「三つの世界」を、一度に欲張らない
- 2 標高と高山病――旅の成否を、いちばん左右するもの
- 3 三つの気候――同じ日に、夏と冬を旅する
- 4 移動――国土は広く、頼りは国内線
- 5 短い旅――「ひとつの世界」を、じっくり
- 6 中くらいの旅――リマの食と、アンデスの空
- 7 長い旅――三つの世界を、ひとつずつ
- 8 いつ行くか――季節の選び方
- 9 持ち物と準備――「三つの世界」を、ひとつの鞄に
- 10 水と食べ物――誇りの食卓を、体調をくずさずに味わう
- 11 治安――過度に恐れず、しかし油断せず
- 12 予算感――幅が広い国、そして「最新確認」が命
- 13 旅立つ前に――三つの世界へ、敬意を持って
実践編B 暮らす・駐在・ロングステイ
- 1 在留の資格――「紙」と、どう付き合うか
- 2 住まい――「安全」を、いちばんに買う
- 3 標高――リマは低い、しかしアンデスは天空
- 4 医療――「どこで診てもらうか」が分かれ道
- 5 お金の手ざわり――安いのか、高いのか
- 6 通信――スマートフォンが、命綱になる
- 7 注意点――治安、水、標高、そして「非公式」との付き合い
- 8 石井さんを支えた、もう一つの縁――日系社会
- 9 日本と、ペルーと――暮らしの感覚の、違いということ
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 お金のこと
- 2 標高と、体のこと
- 3 言葉のこと
- 4 食を、楽しむために
- 5 話題の、扱い方
- 6 日系社会との、縁
- 7 心づけ、マナー、細かなこと
- 8 緊急のとき
- 9 最後に――「わからない」を、楽しむために
参照資料
奥付