マルタのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ 蜂蜜色の石と、地中海の青と、教会の鐘
- 1 知らない島、という出発点
- 2 美しさだけでは、語れない
- 3 岩の島は、どうやって食べているか
- 4 五人の案内人
- 5 マルタを見ることは、日本を見ること
- 6 島へ渡る
第一章 「地中海のリゾート」だけでは、何も見えない
- 1 避暑リゾートという絵葉書
- 2 小さくて何もない、という思い込み
- 3 イタリアの一部、ではない
- 4 光だけの島ではない
- 5 五人の案内役と歩く
第二章 マルタの人々の一日を歩く
- 1 鐘の鳴る、朝
- 2 市場と、石の路地
- 3 数字でみる、島の一日
- 4 島国どうしの、鏡
- 5 ルッツの、昼
- 6 都市と、漁師町のあいだ
- 7 旅する人へ――一日の歩き方
第三章 石窯のパイと、地中海の食卓
- 1 サルヴ爺さんの家の、日曜の食卓
- 2 うさぎと、島の記憶
- 3 海の幸と、石の島の食卓
- 4 パンと、耐えた日々の記憶
- 5 分け合うこと、もてなすこと
- 6 日本の島の食卓と、鏡のように
- 7 「マルタの食」と一括りにする前に
- 8 旅する人へ――食卓から島を知る
第四章 みんなが通り過ぎた島
- 1 いちばん古い層
- 2 海のむこうから来た者たち
- 3 アラブが残した、言葉の芯
- 4 ノルマンと、騎士団の島
- 5 ナポレオン、そしてイギリス
- 6 日本という、もう一つの島国
- 7 「通り過ぎた」と言い切る前に
- 8 旅する人へ――重なりを、足でたどる
第五章 空襲の下の、石の街
- 1 地下へ降りる
- 2 なぜ、この島が狙われたのか
- 3 空から降ってくるものの記憶
- 4 一つの物語に、まとめる前に
- 5 旅する人へ――静かに触れる場所
第六章 バレッタという、奇跡
- 1 島に流れ着いた、剣を持つ修道士たち
- 2 ドロレスの、糸のなかの祈り
- 3 一五六五年、島がまるごと戦場になった
- 4 石で描いた、街まるごとの設計図
- 5 金色の天井と、床いっぱいの祈り
- 6 カラヴァッジョという、逃げてきた画家
- 7 城を、どう遺すか──日本の石垣と、島の城壁
- 8 反対側から見る──騎士団は、島に何を残したのか
- 9 ゴゾ島にも、小さな城があった
- 10 旅の目に映る、石の街
第七章 石の路地と、EUの島
- 1 二つの言葉のあいだで
- 2 意志のある、石の街
- 3 金融とEUの、もうひとつの顔
- 4 昼の波と、大聖堂の静けさ
- 5 さびれた街が、生き返るとき
- 6 グランドハーバーを見下ろす
- 7 石の古さと、木の古さ
- 8 路地の歩きかた
第八章 地中海に、抱かれて
- 1 海が、暮らしのすみずみに
- 2 青の洞門と、潜る海
- 3 姉妹島と、青の入り江
- 4 減っていく舟
- 5 果ての海と、十字路の海
- 6 同じ海が抱える、重さ
- 7 海のマルタの、歩き方
- 8 舟の目を、塗り直す
第九章 玄関口という、重荷
- 1 両方が、わたしのなかにいる
- 2 海を渡るということ
- 3 食堂で働く、ひとりの若者
- 4 海の掟と、そのあとのこと
- 5 もうひとつの島国から見る
- 6 手を差しのべる人たち
- 7 政治と、ヨーロッパの宿題
- 8 旅人にできること
第十章 レースと、フェスタと、母たち
- 1 糸のなかの、島の歴史
- 2 台所という、見えない要塞
- 3 フェスタを支える、裏側の手
- 4 編めない世代
- 5 古い箱のなかの、白い糸
- 6 信仰と、女性の役割
- 7 日本の、細くなる糸
- 8 ゴゾを訪ねるなら
第十一章 小さな島から、世界へ
- 1 ジュゼの、画面のなかの世界
- 2 金融、IT、そして「ゲーミング」
- 3 二つの言葉、二つの時間を生きる
- 4 窮屈な島、上がる家賃
- 5 島を、出ていく若者たち
- 6 それでも、帰ってくる若者たち――反対側から見ると
- 7 自由という、大きな傘――EUのなかで
- 8 信仰は、古びるのか――変わることと、変わらないこと
- 9 日本の若者と、重ねてみる
- 10 旅の途中で――若者たちの居場所を、のぞく
第十二章 フェスタの、夜
- 1 聖人像を担ぐ肩
- 2 村の誇りをかけた花火
- 3 フェスタは、いつからこの形になったのか
- 4 ゴゾの台所から
- 5 静けさの祭りと、冬の灯
- 6 帰ってくる、ということ
- 7 氏神様の祭りと、鏡のように
- 8 旅する人へ――フェスタの夜に立ち会う
第十三章 ゴゾ島と、静けさ
- 1 レースを編む指
- 2 名前の残らなかった人びとの石
- 3 塩と、崖と、海
- 4 おばあちゃんの島へ帰る
- 5 日本の離島と、同じ糸の切れ目
- 6 静寂の町、イムディーナ
- 7 来てほしい、そっとしておいてほしい
第十四章 海と、英語の縁
- 1 なぜ、この島で英語を学ぶのか
- 2 一か月めの顔と、三か月めの顔
- 3 港を見下ろす、静かな墓地
- 4 外の文明の、取りこみ方
- 5 空襲の記憶を、どう抱えるか
- 6 細い糸であることを、正直に
- 7 旅する人へ――墓地に立ち寄る
第十五章 石は、混ざって、島になった
- 1 城壁の上の、四人
- 2 この本が歩いてきた道
- 3 なぜ、自分を失わずにすんだのか
- 4 保ったものの下に、沈んでいるもの
- 5 「自分の色」とは、何色か
- 6 海を渡ってくる人びと
- 7 小ささを、引き受ける
- 8 旅する人へ――ふつうの街角を歩く
終章 グランドハーバーに、夕日が沈む
- 1 城壁の上の、老人
- 2 石畳の広場の、若い二人
- 3 ゴゾの窓辺で
- 4 島が浴びてきた歳月
- 5 いまも、重いものを抱えて
- 6 同じ島国として
- 7 きれいな教訓に、まとめる前に
- 8 旅する人へ――夕方の城壁に立つ
実践編A はじめてのマルタ旅行
- 1 短い旅――バレッタの路地と港
- 2 中くらいの旅――丘の旧都と南の崖
- 3 長い旅――海を渡ってゴゾへ
- 4 旅の実際――入国、お金、言葉、移動
- 5 持ち物と、もしものときの備え
- 6 明るさだけではない、この島の現実
- 7 似ているところと、まるで違うところ
実践編B 暮らす・関わる
- 1 滞在の資格という土台
- 2 英語を学びに来る人たち
- 3 住まいと、暮らしのお金
- 4 働く、関わる
- 5 日々の暮らしの手ざわり
- 6 もてなしの厚さと、濃い人間関係
- 7 触れ方に気をつけたい話題
- 8 あたりまえの誠実さを積み重ねる
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 お金と、言葉
- 2 教会とフェスタの作法
- 3 もてなしの受け方と、写真
- 4 健康と、もしものとき
- 5 島のなかを移動する
- 6 重い話題とどう向き合うか
- 7 敬意をもって知るために
参照資料
奥付