オーストラリアのリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
このシリーズについて
この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ 朝のビーチと、コーヒーと
- 1 朝六時のビーチ
- 2 日本から来た人の目
- 3 三つの像
- 4 像を裏返すと
- 5 二枚の鏡
- 6 五人の道連れ
- 7 旅の支度
第一章 「のんびり陽気」だけでは、何も見えない
- 1 一つめの裏返し──「のんびり陽気」の底にあるもの
- 2 二つめの裏返し──「大自然と動物の国」の、本当の住みか
- 3 三つめの裏返し──「イギリスの分家」は、どこを向いているか
- 4 そして、いちばん奥の宿題
- 5 佐々木さんが、半年後に思ったこと
第二章 オーストラリア人の一日を歩く
- 1 朝、五時半のビーチ
- 2 ジャックの朝——フラットホワイト一杯から
- 3 サラおばさんの朝——郊外のキッチンから
- 4 アンティ・メイの朝——コミュニティへ向かう
- 5 佐々木さんの朝——観察者のとまどい
- 6 通勤——四つの移動
- 7 午前——それぞれの仕事
- 8 昼——ひととき
- 9 午後——傾いていく日
- 10 夕方——ビーチへ、裏庭へ、集いへ
- 11 都市と地方——同じ夕方の、違う空
- 12 夜——一日が閉じる
- 13 一日を歩き終えて
第三章 BBQと、世界中の食卓
- 1 「オージー料理」とは何か、という難問
- 2 賛否両論の黒い塊、ベジマイト
- 3 移民が変えた食卓
- 4 アジアの味が、日常になる
- 5 六万年の食卓──もっとも古い、この土地の味
- 6 フラットホワイトという、こだわりのコーヒー
- 7 週末のブランチという儀式
- 8 市場と、フードコートの縮図
- 9 ワインとビール、大人の楽しみ
- 10 再び、サラおばさんのBBQへ
第四章 六万年の大陸に、あとから来た
- 1 六万年、という時間
- 2 あとから来た船
- 3 盗まれた世代
- 4 ようやく、数えられた
- 5 「声」をめぐって──二〇二三年
- 6 土地は、放っておかれてはいなかった
- 7 旗と、祭りと、色
- 8 「ようこそ」の儀式
- 9 数字が語らないもの
- 10 旅する者が、できること
- 11 日本の鏡として
第五章 「白いオーストラリア」の、その後
- 1 「白豪主義」という言葉
- 2 船に乗った少年
- 3 匂いから、社会は変わる
- 4 法律が、変わった
- 5 駐在員の、素朴な驚き
- 6 アジアからの、新しい波
- 7 それでも、摩擦はある
- 8 市民になる日、庭でソーセージを焼く
- 9 旅する人が、出会うもの
- 10 裏庭の、オリーブの木
第六章 「フェアにやろうぜ」の国
- 1 助手席のルール
- 2 「フェア・ゴー」──誰にでも、一回はチャンスを
- 3 フラットな国の、フラットな言葉づかい
- 4 マイトシップ──苦楽をともにする「相棒」の思想
- 5 「みんなでやろうぜ」の、少し面倒くさい面
- 6 トール・ポピー・シンドローム──出る杭は、引き抜かれる
- 7 笑いで、上下を溶かす
- 8 日本の「空気を読む」と、どう違うのか
- 9 フラットさの、光と影
- 10 もう一度、助手席で
第七章 人は海辺に、内陸は空っぽ
- 1 地図を塗ってみると
- 2 では、内陸には、誰もいないのか
- 3 サラおばさんの、土曜の朝
- 4 アウトドアが、暮らしの真ん中にある
- 5 有袋類という、不思議な仲間たち
- 6 「なんでも噛みつく国」という、笑い話の半分
- 7 燃える大地、乾く大地、あふれる水
- 8 気候変動という、重い影
- 9 近くて、遠い
第八章 地面を掘れば、豊かになる国
- 1 「ラッキー・カントリー」という、皮肉
- 2 鉄と石炭とガス——地面から出てくるお金
- 3 もう一つの豊かさ——大地の恵み
- 4 三十年、不況がなかった国
- 5 大きなお客さんと、危うさ
- 6 そして、日本という「昔からのお客さん」
- 7 豊かさの、影の部分——家が買えない
- 8 「掘るものがなくなったら」という不安
- 9 フラットな現場で
第九章 どこの国、と聞かれて
- 1 「どこの国ですか」という質問のむずかしさ
- 2 遠い母国から、南の大陸へ
- 3 母国に、はしごを外された日
- 4 白い扉が開いていく
- 5 王様は、海の向こうに
- 6 共和制をめぐる、静かな長い議論
- 7 アジアに、深く入っていく
- 8 けれど、心は西を向く
- 9 反対側から見れば
- 10 鏡としての日本──アジアの中で、独りであること
- 11 答えを持たないという、一つの答え
- 12 旅先で、少しだけ
第十章 二人に一人が、移民か移民の子
- 1 二人に一人という現実
- 2 ジャックの両親が渡ってきた海
- 3 「多文化主義」という国の設計思想
- 4 カブラマッタという実験
- 5 二世として生きるということ
- 6 光と、影と
- 7 BBQという名の、新しい入口
- 8 「新しいオージー」という発明
- 9 摩擦を、なかったことにしない
- 10 街ごとに、違う世界地図
- 11 学校という、混ざり合いの現場
- 12 鏡としての、この章
第十一章 海は近いのに、家は遠い
- 1 「持ち家」という、遠くなった夢
- 2 なぜ、こんなに高くなったのか
- 3 親の世代と、子の世代のあいだ
- 4 ギグワークと、つぎはぎの働き方
- 5 大学と、ワーキングホリデーと、世界とつながる若者
- 6 スマホの中の世界と、声を上げる若者たち
- 7 同性婚と、多様性を受け入れる社会
- 8 それでも、彼らはこの街が好きだ
- 9 海の向こうの、同じ悩み
第十二章 働くのは、暮らすため
- 1 早く帰る、ということ
- 2 裏庭という名の小宇宙
- 3 自分で直す、という文化
- 4 ビーチは、生活の一部
- 5 週末とスポーツ
- 6 ファーストネームと、サンダルの国
- 7 「働きすぎない」ことを、良しとする
- 8 光ばかりではない――反対側から見る
- 9 旅する人、暮らす人へ――観察のヒント
- 10 順番のこと
第十三章 スポーツと、ビーチと、BBQ
- 1 スポーツ大国――国民的行事としての試合
- 2 ビーチとサーフィン――海のそばに生きる
- 3 週末のBBQ――裏庭という舞台
- 4 パブと、音楽と、コーヒーと
- 5 キャンプと、ロードトリップ――大陸へ出かける
- 6 五人の、それぞれの休日
第十四章 都市の外は、別の惑星
- 1 赤い心臓――大陸の真ん中に立つ
- 2 北の果て、アジアに近い街――ダーウィン
- 3 西の孤島――パースと、鉱山の富
- 4 海の底の楽園と、その危機――グレートバリアリーフ
- 5 タスマニア――海の向こうの、緑の島
- 6 都市と地方――同じ国の、違う気持ち
- 7 日本を思う――一極集中の、その先に
- 8 旅の人へ――もし、外へ出るなら
第十五章 資源と、海を挟んだ隣人
- 1 帳簿には載らない「縁」
- 2 敵として、撃ち合った
- 3 そして、和解へ
- 4 若者たちが、行き交う
- 5 「一緒に守ろう」という、新しい約束
- 6 「住んでみたい国」として
- 7 「アジアの中の西洋」と「西洋を学んだアジア」
- 8 海を挟んで、向き合う
終章 あとから来た者の、宿題
- 1 三つの顔を、もう一度
- 2 あとから来た者たち
- 3 自然のうえに築いた、ゆとり
- 4 大地に、立つ
- 5 均質を尊んできた国が、そこに見るもの
- 6 五人の、その後
- 7 静かに、問いで閉じる
実践編A はじめてのオーストラリア旅行
- 1 まず、大きさに慣れる
- 2 小さな旅──一つの街と、その周りを深く
- 3 中くらいの旅──街と、自然の絶景を一つ
- 4 大きな旅──大陸の懐へ、深く分け入る
- 5 強い日差しと、自然のなかの安全
- 6 治安と、街での過ごし方
- 7 予算のこと──「豊かな国」の物価
実践編B 暮らす・移住・ワーキングホリデー
- 1 まず、扉の種類を知る──ビザという入口
- 2 佐々木さんの引っ越し──駐在員として着地する
- 3 メディケア──公的医療という安心と、その隙間
- 4 いくらかかるのか──「豊かさ」の裏の物価
- 5 お金の入口──口座と、納税者番号
- 6 つながる──通信という生命線
- 7 広さゆえの、車の国
- 8 太陽と、大地と、生き物──暮らしの中の注意点
- 9 ワーホリの若者たち──もう一つの暮らし
- 10 日豪の、生活感覚の違い
実践編C 実用Q&A・言葉・マナー
- 1 Q1. お金はどうなっているの? 現金は必要?
- 2 Q2. チップは払うの? 払わないと失礼?
- 3 Q3. 初対面の人を、いきなり名前で呼んでいいの?
- 4 Q4. バーベキューに誘われた! 何を持っていけばいい?
- 5 Q5. 日差しがきついと聞くけど、どう備えればいい?
- 6 Q6. 先住民や移民の話題は、どう向き合えばいい?
- 7 Q7. オージー英語って、そんなに独特なの? よく聞く言葉は?
- 8 Q8. もし緊急のことが起きたら、どこに電話すればいい?
- 9 おわりに――「気楽に、でも敬意をもって」
参照資料
奥付