フランス 地方と南部のリアル
万象知楽編集部 / 世界の国のリアル
目次・本書の構成
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この本について
物語の案内役
本書の構成
プロローグ 五つの南の朝
- 1 ミレイユの朝 ── オリーブ畑と、市場へ
- 2 畑を歩く
- 3 ヴァンサンの朝 ── ブドウ畑の、朝露
- 4 ブドウ畑の匂い
- 5 ジャン=ピエールの朝 ── ブションの、仕込み
- 6 仕込みの厨房
- 7 サミラの朝 ── 港の街で、一日を始める
- 8 港と、家族の歴史
- 9 ゆかりの朝 ── 民宿の台所で、朝食を焼く
- 10 移住して知ったこと
- 11 五つの朝は、たがいに知らない
- 12 細い糸でつながる人生
第一章 南仏は、楽園なのか
- 1 楽園という名の、生活
- 2 マルセイユ ―― もう一つの南
- 3 のどかな田舎の、光と影
- 4 グルメの国の、泥のついた手
- 5 日本の「地方」という鏡
- 6 それでも、豊かさは本物だ
第二章 一日を歩く ― 五人の二十四時間
- 1 午前 ― 働く手
- 2 正午 ― 止まる時間
- 3 午後 ― 日差しと、影と
- 4 夕 ― アペリティフと、光が斜めになるころ
- 5 夜 ― 同じ光の下で
第三章 食べることは、土地そのもの
- 1 マルシェ ― 食が土地から来ることが、見える場所
- 2 プロヴァンスの食卓 ― 太陽と、ハーブと、質素な豊かさ
- 3 リヨン ― 気取らない美食の都
- 4 南西部 ― 鴨と、油と、豊かな重たさ
- 5 地中海 ― マルセイユの、混ざり合う海の食
- 6 チーズと、ワインと ― テロワールが、名前になる
- 7 パンと、そして長い食卓のほうへ
第四章 テロワールと、地方であること
- 1 土が、味を決める
- 2 日本の「地元」と、フランスの「地元」
- 3 訛りという、もうひとつのテロワール
- 4 一つの言葉に、束ねる国だった
- 5 「パリが決める」という距離
- 6 マルセイユは、国じゃない
- 7 美しさと、過疎は、同居する
- 8 手伝うだけ、という誇り
第五章 祈りと、祭 ― 南の信仰
- 1 聖人たちの土地
- 2 ワインと、修道院の祈り
- 3 「信じない」という選択も、また
- 4 三つの祈りが交わる港 ― マルセイユ
- 5 冬の祭 ― 光と、小さな人形
- 6 巡礼という、歩く祈り
- 7 別の声 ― 祭を負担に思う人もいる
- 8 旅する者の作法
第六章 地方都市と、消えゆく村
- 1 光の当たる街
- 2 空白の対角線
- 3 なぜ、村は空になるのか
- 4 息継ぎのように、村の暮らし
- 5 再生の、小さな芽
- 6 パリという、大きな重力
- 7 帰り道の、光
第七章 働くということ ― 土と、ブドウと、観光と
- 1 土に働く ― ミレイユと、季節という上司
- 2 ブドウに働く ― ヴァンサンと、家業という縦の時間
- 3 観光に働く ― 季節労働と、ゆかりの民宿
- 4 厨房に働く ― ジャン=ピエールと、手を動かし続ける矜持
- 5 翼に働く ― トゥールーズという、もうひとつの南部
- 6 仕事のない、という現実 ― 若者と、地方の失業
- 7 「働く」とは、何のためか
第八章 経済 ― テロワールが、稼ぐ
- 1 土地を、瓶に詰めて売る
- 2 ブランドという、目に見えない資産
- 3 世界有数の、観光客が来る国
- 4 飛行機を作る、バラ色の街
- 5 稼げない土地の、静かな痛み
- 6 「稼ぐ」ことの、二つの意味
第九章 地方の声 ― 中央集権の国で
- 1 中央集権という国のかたち
- 2 四十年の、地方分権
- 3 日本という、もう一つの鏡
- 4 消えかけた、土地の言葉
- 5 コルシカの、特別な声
- 6 黄色いベストと、届かない声
- 7 老先生の、もう一つの理由
- 8 地図と、土地の誇り
第十章 若者たち ― 残るか、継ぐか、出るか
- 1 残る・継ぐ・出る、三つの動詞
- 2 継ぐことの重さ
- 3 日本という、もう一つの田舎
- 4 マルセイユの若者たち
- 5 古いものを、新しく継ぐ
- 6 SNSという、新しい回路
- 7 よそ者の若者と、土地の古老
- 8 変わっていく担い手たち
第十一章 暮らしの手触り ― 車・マルシェ・ミストラル
- 1 石の家と、日陰という発明
- 2 車がなければ、生きられない
- 3 マルシェ ― 週に二度の、村の心臓
- 4 開いていない、という自由
- 5 役所という、もう一つのミストラル
- 6 広場と、鉄の球の音
- 7 夏の洪水と、冬の底
- 8 手触りは、選び取れる
第十二章 急がない、という技法 ― art de vivre
- 1 「急いでどうするの」
- 2 二時間の昼食
- 3 アペリティフという発明
- 4 立ち話の経済
- 5 季節を、待つ
- 6 けんかも、社交のうち
- 7 質素な、贅沢
- 8 だが、ゆっくりは、ただではない
- 9 効率という物差しの、外側で
第十三章 楽しみ ― ペタンクと、海と、祭と
- 1 鉄の球が転がる広場
- 2 海と、山と
- 3 楕円の球に、町がひとつになる
- 4 村の祭と、判断を保留すべきこと
- 5 収穫の秋、ワインの祭
- 6 食べ歩きと、金のかからない贅沢
- 7 長いバカンスという、社会の設計
- 8 夜のコンサートと、古い石の下で
- 9 楽しみは、どこにあったか
第十四章 もう一つの南 ― コルシカと、ピレネーのふもと
- 1 島へ渡る
- 2 山と、栗と、腸詰
- 3 島の言葉と、歌と
- 4 見世物にしない、ということ
- 5 ピレネーのふもとへ
- 6 国境を、またいで暮らす
- 7 壁に、球を打つ
- 8 縁(へり)から、真ん中を見る
第十五章 日本とフランスの地方 ― ワインと、移住と
- 1 いちばんうるさい、いちばん熱心な客
- 2 「テロワール」を、輸入するということ
- 3 厨房の中の、もう一つの交流
- 4 南に渡った、日本人たち
- 5 地方どうしの、静かな縁
- 6 反対側から見れば
- 7 移住者として、思うこと
終章 長い昼食のテーブル ― そして、二つのフランス
- 1 一人ずつ、テーブルに着く
- 2 食卓が始まる
- 3 交わされる言葉
- 4 二つのフランス
- 5 急がない、という技法
- 6 そして、問い
実践A はじめての南仏・地方旅行
- 1 まず、どこへ行くのか ― 地方は「広い」
- 2 いつ行くか ― 季節が旅の質を決める
- 3 入国とビザ ― シェンゲンの仕組みを正しく知る
- 4 地方の足 ― レンタカーという前提
- 5 一つの町でゆっくりする ― 拠点型の勧め
- 6 マルシェを歩く ― 土地の台所へ
- 7 ワイナリーを訪ねる ― 作法と、飲まない人
- 8 マルセイユと都市部の心得 ― 過度に恐れず、油断せず
- 9 コルシカ、そしてバスク ― もう一つの南へ
- 10 挨拶とふるまい ― 「ボンジュール」から始める
- 11 レストランで食べる ― 時間割と、頼み方
- 12 お金と、チップと、暮らしのリズム
実践B 南仏・地方に暮らす/移住する
- 1 在留の壁 ― ビザと滞在許可という現実
- 2 住まいを見つける ― 地方の家と、車という前提
- 3 銀行・税・お金のこと
- 4 医療 ― 手厚さと、待ち時間と
- 5 仕事と、起業 ― 民宿・食・手に職
- 6 子どもと、教育 ― 家族で移り住むということ
- 7 コミュニティに溶け込む ― マルシェと、祭と、Bonjour
- 8 言葉 ― フランス語と、地方のアクサン
- 9 もう一つの暮らし方 ― 都市に住む、マルセイユに住む
- 10 季節と気候 ― 太陽と、ミストラルと、冬
- 11 光と影 ― それでも、暮らすということ
実践C 実用Q&A ― お金・言葉・マナー・安全
- 1 お金のこと ― カード、現金、両替、チップ
- 2 言葉のこと ― ボンジュールという魔法
- 3 マナーと文化 ― 話していい話、避ける話
- 4 安全・法律・健康 ― ここだけは、真剣に
参照資料
奥付